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スタッフの日々
ジョギング中の出来事
2012年04月06日

昨夜はタイカレーにケーキまで食べたくせに、あまりにもお腹がいっぱいでジョギングができなかったので、今朝は犬散歩を娘に任せて走りました。

ちょうどいい気候。緑道の桜並木の下を気持ちよく走っていると、丸太のような柵に体を預けているおじいさんとその横で寄り添っているおばあさんを見かけました。

仲睦まじい光景だわ、なんて一瞬は思ったのですが、よく見るとおじいさんの顔色がよくなくて辛そう。

思わず、「具合、大丈夫ですか?」と声をかけてしまいました。

おじいさんは大丈夫とでもいうようにうなずいたのですが、おばあさんが、「実は具合が悪くなってしまって。ハイヤーにここまで来てもらおうと電話をした?のだけれど、全然来なくて。」

確かに近所の人でないとわかりづらい場所だもの。

「どうしましょう。タクシー、呼びましょうか?救急車のほうがいいですか?」と聞いたところ、おじいさんが救急車じゃなくていいといったらしく、「タクシー、呼んでもらえますか?」とおばあさん。

すぐ近くにタクシー会社があるのを知っていたので、そこに電話、事情を話すとすぐ対応してくれました。

待っている間、近くのベンチに座ったほうがと提案してみたのですが、動くのも辛いみたいで。

おばあさんも「救急車に乗ったほうがいいと思うんだけどねえ。かかりつけの病院は飯田橋にあるんだけど、いつもはひとりでいけるんですよ。なのに突然具合が悪くなってしまって。」心配そう。

「どこが調子悪いんですか?」と聞くと、「もう全体です。フラフラするみたいなんです。血圧だと思うんだけど。」とおばあさん。

うーん。困った。

近くにクリニックがあったので、そこに声をかけて来ましょうか?といっても、「あそこは整形外科だからダメなのよ」

整形外科でも一般人よりは頼りになると思うけど・・・

飯田橋までは少し距離があるので、具合の悪い状態でタクシーに乗せるのは不安だな、なんて考えているうちにタクシーが到着。

支えながらタクシーに乗せたのですが、おばあさんは乗らない!

「大丈夫ですか?」と心配したら、「多分大丈夫でしょう。ついたら電話をするようにいってあるから」

ホントー?

仕方がないので運転手さんに「具合が悪いので、宜しくお願いします」と託して。

 

それにしても。

確かに「救急」の人のためのものだけど、ひとりで歩くのも大変で本当に具合が悪いのならば呼んでいいと思うんです、救急車。

タクシーの途中で何かあったらどうするんだろう。

私が通りかかる前にどれくらいそこにいたんだろう。全然車が来ないっていってたけど。

多分、車は呼んでいなかったんじゃないかな。携帯を持っていないのであれば、その辺にいる人に声をかけるとか、近くの病院に駆け込めばいいのに。

周りには宅急便の人も仕事をしていたし、おしゃべりしているおばさま方もいたのに。

そんなに遠慮することないのに。

これから日本はますます老人が増えていくのですから、こういった状況も多くなるはず。

周りはもっと気を配るべきだし、お年寄りももっと気軽に周りの人に手を貸してもらっていいと思います。

なんだか寂しいですよね。。。

 

 

 

 

 

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