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スタッフの日々
怖い
2012年02月17日

昨日TBS「news23」を見ていて考えさせられてしまった事件が2つ。

ひとつは大阪でネパール人男性が日本人の若者男女4人に殺害された事件。

ネパール人男性ダマラさんは評判のよいネパール料理屋さんを経営していて、その日も従業員2人と仕事終わりに友人の家に行く途中だったそう。

偶然通りかかったダマラさんたちを犯人たちは襲撃。逃げるダマラさんを追いかけ、1分半の間に頭を蹴ったり飛び上がって体を踏みつけること約40回、自転車を振り上げダマラさんに叩きつけること3回。その後、よろめきながら逃げるダマラさんの元へ、ダマラさんに逃げるようにいわれ、助けを呼びに行った従業員が戻ってくるのをみると再び暴行、殺害。

その間、ダマラさんは無抵抗。従業員たち(ネパール人)にも「外国人だから日本人に手を出すな」といわれたので、手をださなかったそう。

普段から礼儀正しく、奥さんも日本人の親日家。「外国人というだけで誤解されることが多いから」といつも気をつけていたのだとか。日本でコツコツ働いてネパールの両親に送金していたという真面目で努力家の人。

殺したほうはその後も別の通りで同じように通りがかりの人に暴行をはたらいて軽傷を負わせていたらしい。

意味もなく?無抵抗の人に?

狂ってる。

もうひとつは1999年に起きた「光市母子殺害事件」の犯人の今。

この事件、覚えてますよね。衝撃だったもの。

当時18歳の少年が水道工事と偽って、被害者の家を訪問、23歳の主婦と11ヶ月の赤ちゃんを殺害したという事件。

主婦を殺害後に強姦して、泣きやまない赤ちゃんをその後で床に叩きつけた後、首を絞めて窒息死させた事件。

死刑が決まった犯人(現在30歳)に最近インタビューをした記者がその様子を再現していました。

「自分は色々と回った中でこの主婦だけが優しく接してくれたので、母のおもかげを思って抱きついてしまった」

「殺した後に強姦したのは復活の儀式。わかってもらえないかもしれないけど」

「死刑は仕方ないかもしれないけど、絞首刑はあんまりだ。自分の生い立ち(母親が首つり自殺。それを犯人が発見)が起こさせたとかいっている割にはそういうことは考えられていない」

「一部冤罪だと思う」

なんだ、このいいぐさ。

狂ってる。この人も。

まともじゃない人たちにいくら常識的考え・感覚を話してもきっとわからないし、伝わらない。

怖い。

でもその一方で、ちょっと間違えれば自分だってそっち側の人間になってしまうんじゃないか?という気もしたり。

その感想をある人に話したら「そう思えるのはまともだから」という答えが返ってきたのだけど、じゃぁ、「まとも」って何?って。

人は自分と違う感覚をまともじゃないって思う。それだけのことじゃん、って。

この犯人たちは自分たちを狂ってるなんて思っていないんじゃない?この人たちからすればそれなりの理由があったりするんだろう。

もちろん、この2つの事件はまともじゃない。それは絶対にそうだ。犯人たちには少しも同情の気持ちはない。

ここから書く「まとも」って話はもっと一般的な身近な事柄の場合。ただ、上の事件から「まとも」についてちょっと考えてしまっただけ。

「まともじゃない!」って、声高に主張して他者に押しつける行為はそれが正しければ全て許されるのか?とも考えてしまったから。

それも怖い。色々怖い。

「まとも=正義」を盾に他人を追い詰めることって出来ちゃうでしょ。心を傷つけることは口ひとつで出来るもの。

怖いでしょ、それって。

私も「正しい」からって意見を振りかざすこと、よくあるから。だから怖いと思ったのだと思う。

人は逃げ道がなくっちゃ救われない。落とし込むだけ。「まとも」だからって他者を傷つけていいわけがない。

怖い。

気をつけなくっちゃ。

 

今日のお弁当。

おいなりさん。

ゆで卵サラダ。ゆで卵の中身を取り出し、にんにく、挽肉、ネギ、人参、ブロッコリーを炒めて焼き肉のタレで味付けしたものを黄身と和えてマヨネーズで柔らかく。それを白身に戻して出来上がり。

鶏のから揚げ。レモン風味。

きゅうりとプチトマトのナムル。ろく助塩、すりごま、オリーブオイルで和えました。

オリーブ。

いよかん。

 

良い週末を~。

kei

 

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