2011年03月16日
今日は娘の卒業式でした。
今回の地震で学校はあの日以来そのまま春休みになり、卒業式は在校生のいない形で行なうことになりました。
謝恩会も中止となり、先生のために生徒達がこっそりと準備していた歌のプレゼントもできなくなってしまったので、本当に残念そうな娘。「あーあ、つまんないな」といいながら卒業式に向かいました。
そして。
講堂で待っていると生徒入場。
1列になって歩く子供たちを見ただけで、もう涙、涙の私。みんな大きくなったなあ、って。
校長先生のお話の中で「このような状況で迎える卒業式ですが、これにはきっと訳があるのだと思うのです。神様のお考えは私にはまだわかりませんが、あなた方に何かを伝えたくて、選んだのだと思うのです。だからこの日のことを忘れないでください。そしてこういうときに本当に大切なものがわかると思います。」こんな感じの言葉が。
ここでも涙。そうだ、きっとこの子たちは選ばれたんだ。こういう経験を通して、誰かのためになりたい、何かの役に立ちたい、そう思って将来を考える子たちも出てくるに違いない。
そして院長先生の言葉でも涙。「人が喜ぶときに共に喜び、人が悲しむときに共に悲しむことができる、人に寄り添える人になってほしい」
本当にそうだ。
そして、先生、来賓、関係者全員が出席して下さり、来られない在校生の代わりに送る歌を生徒たちを取り囲む形で歌ってくれました。また涙が。
本当にアットホームで心温まる式でした。
地震のせいで心が敏感になっているからかもしれないのですが、全てが響いてきました。他の父兄もきっとそうだったと思いますし、校長先生も最後は涙で言葉が詰まってしまったくらい。
お天気にも恵まれ、とてもいい一日でした。
kei