2011年02月24日
昨日の帰り道、春物がディスプレイされているお店の前を通ったとき、なんだか不思議な感覚になりました。
服なんてただの布を形にしただけ。今季の流行っていったって、そんなに大きく変わるわけでもないし。なのにどうして私は新しいものが欲しくなるんだろう。
ボーっとみちゃいました。頭の中ではこんなことを考えながら。
丈の短いチノパンツにちょっとデザイン性のあるストライプシャツ。ただのズボンとシャツじゃん、って。
サーっと色あせるような感覚。つまらないな、って。
今まで生きてきてファッションに対してそう思ったことが一度もなかったのでちょっとビックリ。
中身(着ている人)が美しくなければどんなに素敵なものでもその価値分を発揮できないんだなぁ、とも。
つまらない。つまらないと考えてしまった自分もつまらない。
どうしてみんな着飾ることに力を注ぐのでしょうね。
自分自身の満足のため?周りによく見せるため?
今までは自分がいいと思うスタイルをしていると自分が心地よいからだと思っていました。
でも違うのかも。かっこいい、お洒落、センスがいい、綺麗、、、やっぱり周りに少しでもそう思ってもらいたいからなのかもしれない。自己満足だけど、それは他者に自分をアップしてみせることができているという意識が潜在的にあるような気がする。
アクセサリーやバッグなどの小物だって同じ。アクセサリーなんて本当はないほうがラクだし、バッグだって軽くて持ちやすいのが一番なはずなのに高いブランドものに惹かれたりする。
つまらない・・・
そう思った自分がつまらないし、そのくせ、達観できずにやっぱりそういったものに興味がいってしまう自分もまたつまらない。
それならシンプルなスタイルが素敵に見える体型にすればいいんじゃないの?とも思うのですが、そういいきると自分が苦しいので曖昧にしようとしてしまう自分もつまらない。
春なのですけどね。
kei