2010年06月16日
昨日のジェネラルルージュ(ドラマです)。いつもながら素敵ねー、仲村トオル様
なんておきらくごくらくで観ていたのですが、西島秀俊演じる速水先生に悪性リンパ腫の可能性がっ!ってところでダンナさんが「悪性リンパ腫って本当に辛いらしいね」といった一言で気持ちが崩れてしまい。
結婚して最初に飼ったゴールデンリトリバーのカンタがこの病気で4歳で死んでしまったから。
5ケ月の闘病でとっても頑張ったのですが、その頃の獣医学ではカンタのタイプのリンパ腫はほとんど治る見込みがなかったんですね。
最初の2ケ月くらいは抗がん剤も効いて、一緒に旅行に行くこともできたのですが、途中から寝たきりに。おしっこもでなくなり家で導尿したり、床ずれができないように何度も体の位置を変えたり。それでもいつもの公園に行くと元気な顔になったり、歩こうとする力がでるので、座椅子と荷物を運ぶガラガラ(なんていうんでしょ?)を組み合わせて車椅子代わりにしたものに乗せて、公園をお散歩していました。そんな体になってもうんちは絶対家でせず、車椅子から少しずつ体をずらして自分でお尻をだしてしていたんですよ。すごいですよね。
呼吸が辛くて口が閉じられず、犬歯が当たって唇に穴が開いていましたし(それもかなり痛かったと思います)、ステロイドを使っていたので異常な食欲があり、食べ物じゃなくても口に入れようとしたり。
最後のほうは安楽死を勧められたのですが、私は決断できなかったのです。
今から考えるとそれはカンタを苦しめるだけだったんじゃないかと思ったり・・・
でも、それまでに何度か抗がん剤の効果が出て、もうだめかも、ってところから復活していたので、もしかしたら、って気持ちがぬぐえなくて。
最後の日も朝の公園で友達ワンコや飼い主さんたちに励ましてもらい、自分でお尻を動かして寝たままうんちをして家に帰りました。
その後、30分だけ娘を公園で遊ばせてあげようと義母にカンタの様子を見ていてもらい、外出しました。
帰ってきたら、泣き顔の母が。「ほんの数分前にスーッと静かになって・・・」
最期は一緒にいてあげられなかった。もうショックで申し訳なくって。
だけどみんなが「きっと悲しがるからいない間に逝ったんだよ」と。そうかもしれません。最後まで思いやりのあるやつでした。
もう10年も経つのに、過去のことにならない。納得ができない。
それでも、当時はゴールデンリトリバーも見るだけで涙がでたけど今は笑って撫でられるし、半年間、毎晩号泣しながら眠りについていたけれど今は楽しい気分で眠れるし。立ち直ってはいるんです。
だけどね、、、やっぱり会いたくて。ふとしたことで思い出してしまうともうダメ。寂しさや後悔、いろんな気持ちが混じって涙が止まらなくなってしまいます。
カンタは分身みたいな存在だったから。犬だけど犬じゃない。不思議な関係。子供のときから犬や猫がいて、それぞれみんな可愛いし大切で守ってあげたくなる存在。なのにカンタは守ってもらっていた感じ。頼っていたのは私。
どっしりと穏やかで優しくて人間くさい、ちょっぴりガンコで甘ったれなのも一緒にいて面白かった。
おかげで今朝は目が腫れて開かないっ!
それなのに、これを書いていてもまた涙。
久々にカンタワールドにハマってしまった・・・そういえば、もうすぐ命日だ。
最近お墓にいってなかったから。今週末は大好きなおやつを持ってお墓参りに行こう!
kei