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ホームスタッフの日々言葉はいいもの、悪いもの
スタッフの日々
言葉はいいもの、悪いもの
2010年05月31日

「赤ちゃんを抱っこさせて。」と子供連れのママに声をかけ、その赤ちゃんの足の骨を折ってしまった女性(本人は否認しているそうです)が逮捕されました。

うーん。こういう事件って悲しい。

最近は子供に「可愛い制服ね。どこの学校?」「何年生?」なんて、声をかけても、返事をしなくなったと聞きます。

知らない人に話しかけられても答えちゃダメよ、って教えられているからですよね。

孫を持つ世代の人は、同じくらいの子供を見かければ声をかけたいと思うでしょうし、昔はそうやって会話をするのは日常どこにでもある光景でした。

そんな人と人とのちょっとしたつながりがなくなってしまうのは本当に寂しいこと。

これからは「ちょっと抱っこさせて。」なんていえなくなってしまうでしょうし、いわれても「どうぞー。」なんて気軽にいえなくなってしまう。

つまらない世の中ですね・・・

土曜日、妹と娘と乗ったタクシーでの会話。

我が家のそばの目印を伝えたところ、「ああ、あそこね。前はあのそばの営業所だったからよくしってるよ。家は深川なんだけどね。」と運転手さん。

妹と「私達も実家が江東区で父の実家は白河なんです!」と答えたら「どこどこ?」と大盛り上がり!

結婚した娘さんと私達の実家が同じ町だったり、父の兄と運転手さんのお兄さんの名前が一緒、年も近くて、「きっと知り合いだよ。家も本当に近いから。お父さんに聞いてみて。」

そして「おじさんさあ、昔ジュエリーやをやってたんだよ。ピアスあけてる?よかったらこれあげるから使ってよ。」とハートのピアスを私と妹にくれました。

降りるときには「また、会えるかもねー。」と。

こういう会話って大好きです。その日一日が楽しくなります。

その日の夕方は妹達とお風呂屋さんへ。

妹の子供はまだ2歳。ちょこちょこしているので、ちょっと目を離すと他のお客さんをのぞきこんでいたり、結構大変。

でもそこにいた母よりもう少し年配の女性はずっとにこにこ。「どうしたの?」「気持ちいいわね~。」なんて温かく接してくれました。

お風呂から上がり脱衣所でも、床がちょっと濡れてしまい、着替えたら拭こうなんて思っていたら、先に上がっていたその人が自分の周りを拭くついでに私達のところも拭いてくれて。

「最後に拭くので大丈夫です、ありがとうございます」と慌てたら、「いいのよ。ゆっくり着替えて。ついでだから。」と。

先週、別の銭湯にいったときは、目を離すな、といった感じで遠巻きに眺めている(↑の女性と同じくらいの人たち)のがちょっと居心地が悪かったので、ますますありがたく感じました。

髪を洗ったり、体を洗ったり、ちょっぴり手を離してしまうことだってあります。そんなとき、周囲の人がちょっと声をかけてくれたりするだけでも救われます。

こういう優しさ、温かさが身近に感じられれば、子育てももっと前向きで楽しいものになるのにな、と感じました。

それくらい、言葉って大事。

冒頭に戻りますが、子育てに煮詰まっているママがいたとします(って、沢山いますよ、多分)。そんなとき「可愛いわね~、抱っこしたいわ」なんていってもらえたら、優しい言葉をかけてもらえたら、それだけでクサクサしていた心も落ち着くはず。

逆に本人はたいしたことをいったつもりではなくても、ほんのちょっとした一言が相手の心境によっては人生の終わり、、、くらいに胸にグサっと突き刺さってしまうことも。

正しいことをありのままに伝えることが必ずしもいいことではないですよね。いったほうはすっきりするでしょうけど。

私は言葉が大好き。

だからこそ、丁寧に大切に発していきたいと思います。

kei

 

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