2022年07月22日
飼い主が犬を捨てに来た場面に遭遇してしまいました…
センターに着いたら嬉しそうに尻尾を振っている犬と頭を撫でている男性と手続きをしている女性をみかけました。
「里親さんが決まったのね!」と思ったら「放棄しにきたのです。飼い主さんが病気で。1ヶ月は自分達で里親さんを探したらしいのですけれど。」
これから楽しいところにでも行くのかとウキウキした様子のこの子とそのリードを持つ飼い主の男性。今から一生会えなくなるなんてちょっぴりも感じさせない光景でした。
男性は最後まで頭を撫でて見送っていて、女性は離れたところからその様子をみていました。
その子は「ちょっと行ってくるね」くらいの足取りの軽さで職員さんに連れられてセンターの中に入っていきました。
せつない。なんてせつないのでしょう。
どんな若い人でも、動物を飼う前に必ず自分に何かあった時の為の後見人は決めておくべきだと強く思います。
どこのセンターでも放棄の多くが飼い主の病気か死亡。
無責任だと思います。
センターの中の子を見せてもらっていると、先程のあの子が。
「とってもいい子なんですよ!」
わかります。さっき見ていたもの。
名前は?と聞くと「まだこれから。センターでは新しい名前をつけるのです。前の飼い主に関わる情報は全てなくします。
それはもし里親さんが同じ名前を使っていてどこかで元の飼い主さんと出くわした時にその名前から自分の犬と確信して、やっぱり返して、などのトラブルを避ける意味もあります。」
20分前まではあんなに笑っていたのに、飼い主さんと離れて知らない場所で知らない人や知らない犬に囲まれたこの子は不安そうな目でこちらをみました。
ごめんなさい。
本当にごめんね。
今までよりもっともっと素敵な飼い主さんに巡り合えるよう、皆さんも周りの方に声をかけていただけると嬉しいです。
どこにご縁があるかわからないですもの。
もちろんこの子だけではありません。
保健所収容の子を家族に迎えること、是非ご検討ください。
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どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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