2022年07月12日
日曜日。
南青山で保護した6匹子猫のうちの我が家にいた2匹「おーちゃん」「ののちゃん」が旅立った日。
朝から玄米達と大運動会をして、奥でお昼寝をしていた2匹。
おもちゃを振ると、一目散に走ってきて。
抱っこをすると、「どうしたの?遊ばないの?」
ごめんね、行く時間なの。
キャリーに入れたら2匹が鳴き、周りも心配して玄関へ。
玄米とくっついて寝ていたおーちゃん、ののちゃん。
寂しいけれどふたりだから大丈夫だよね。
新しいおうちに着いたら早速ケージの後ろに隠れたののちゃん。それをみてしばらく様子を窺っていたおーちゃんはののちゃんのところに行き、「大丈夫だよ」というようにトントンとたたいて呼んでいました。
2匹がいなくなった我が家では「カスレがずっと探している」と。
幸せになるとわかっていてもお別れは寂しいね。
だけど新しい家族のみんなはいろんなものを準備しながら今日をずっと楽しみに待っていていたんだよ。
おーちゃん、ののちゃん。
幸せになるんだよ。

おーののを置いてその足でジンくんのお迎えに。

朝急いで作ったジンくん用のリードとなる達とお揃いのモン族の首輪がとっても似合うイケワンでした。
もうね、本当にいい子なのです。
どこを触っても嫌がらないし、犬が吠えかかろうが猫がシャーしようが気にしない。
いつも笑っているのです。この笑顔、先日天国に逝った実家のパフィみたいです。
ジンくん改めごんちゃん(妹がごんちゃんと呼ぶことにしたので以降はごんちゃんで)は交通事故で大怪我をして福島のセンターに収容された子。
あまりにも酷い怪我だったので、夜は越せないかもしれないと思われたそうです。
引き受けた時に渡された資料をみると、「ハエ、ウジ」の処置としての投薬がありました。
大きな傷で長時間放置されていたから傷口にハエやウジが湧いていたということですね。辛かっただろうに。
そんな状況で痛い治療にもグッと我慢していたごんちゃん。
どんな時でも迷惑をかけない子なのですね。
せつない。
たった1日なのに預かりの妹の顔をみて嬉しそうにしています。
ひとつだけ問題があるとすればマーキング野郎だってこと。それもマナーパットをつけることで解消したのですが、できればマーキングはなくしてほしい。
ということで、いつもお世話になっている「シンバアニマルホスピタル」さんに「なるはやで去勢手術をお願いします!」
月曜日に術前検査をかねて病院に連れて行ったのですが、左脚を引き気味なことと後脚のふんばりが弱いこと、体力のなさが気になったのでその辺りも検査をお願いしました。
と、レントゲンを撮った先生が「来てください・・・」嫌な予感。
レントゲンを前にして「肺がかなり汚いです。後ろ脚は骨の問題はみえないので事故で背中を縫合した後遺症なのか、もしかしたら筋肉が切れているかもしれません。または、どこかに腫瘍が隠れている可能性も。前立腺が少し腫れています。これは外注に出して血液検査で細かく調べてその結果をみて体のどこに問題があるかを調べていきましょう。」
どうして?
こんなにいい子なのに。せっかく幸せをつかもうと東京にきたのに。
痛みにも耐えてここまで回復したのに。
ごんちゃんの写真をみた人が検討しているみたいだと知り合いから連絡があったところなのに。
なんだよ、なんだよ。
帰りの車の中でクーラーにあたりながら嬉しそうに笑うごんちゃん。
「もし癌だったらうちにおいで。うちで暮らそうね。」
ごんちゃんにそういいました。
圧の強いうちの2頭の中で穏やかに過ごせるのかがとっても心配な部分ではありますが、でも、愛情だけは沢山注げるし、わちゃわちゃぐちゃぐちゃで寂しくはない場所だもの。
ごんちゃんとの出会いはきっと運命。
どんな子かもわからない、ただ写真をみた最初からどうにも気になっていた子でしたから。
疲れているので涙が出ちゃうけれど。
覚悟はしたけれど、でも、これが取り越し苦労でありますように。
まだまだ沢山の幸せがごんちゃんに降り注いでいきますように。沢山時間がありますように。