2021年12月14日
昨日は玄米の手術でした。
去勢の他、鼠径ヘルニアも予定していたので20年以上お世話になっている東京動物医療センターへ。とっても信頼している病院です。
担当は「猫は世界の宝です!」という猫好き南先生。白米玄米もミルクの時から何度か診ていただいているので状況もわかってくれています。
術後のお迎え時に白米の診察もお願いしました。

白米は最近後脚だけでなく前脚までナックリングが始まり、支えていても自立は難しくなってきました。
また、ペーストですら一度に数口がやっと、水もシリンジでほんの少しずつ、という状態になっています。
だからうんちもうさぎの糞みたいなコロコロをひとつするのがやっと。
血液検査の結果は大きな問題は今のところないですが、10月31日には2.07kgあった体重が1.75kg。成長期なのに、、、
先生と相談し、輸液の中にビタミン剤とステロイドも入れてもらいました。
これで歯肉の腫れなどの炎症部分が少し楽になるかも、そうすれば食べられるかなあと思ったからです。期待。
そして玄米。
小さい時にあらゆる先生に「この子は水頭症では?」といわれていた顔つき。頭のデカさ。
今はちょっとハチが大きいんじゃない?くらいですが、「お腹のエコーのついでに頭もちょっと診てみたら、やはり水があるようにみえるんですよね。」
やっぱりねー。
予想はしていたので驚くこともなく、今後の症状の可能性と対処を聞きました。

この子達の親は多頭飼育で近親交配を次々としていた家庭にいた子。
生まれてはオスが食べてしまっていたと聞いていましたが、きっと成長することもできないくらいの問題を抱えていたのでしょう。
100gちょっとの生まれて1週間程度だったこの子達の体中にはノミがびっしり、貧血と栄養失調で死にかけていました。
親達(10匹→6匹)だってゴミや糞で足の踏み場もないような汚部屋で暮らしていたのです。生きるのに必死だったでしょう。
これが「飼い主のいる室内飼育猫」だったのです。
適正な飼育をしていれば白米玄米の運命は違うものになっていただろうと考えると、同じ人間としてただただごめんなさい、です。
誰しもが簡単に命を手に入れられ、その命を己の都合で自由に振り回すことができる。
それを目にしてもなかなか現実を変えられない。
やるせないなあって思います。
でも諦めることだけはしたくないです。
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