2021年04月09日
TNR活動をSNSに載せると知らない人からの攻撃コメント「堕胎した子供の写真を載せるとか、どうゆう神経してるんですか?母猫の立場になって考えた事ありますか??」がありました。
アカウント非公開の人なのでどんな人かは全くわからず。ただ、プロフィールに猫を複数飼っていると書いてありました。
来た来た。
まあ、いつかはこういう人も出てくるだろうと思っていましたが、随分早いのね。
人気者になったもんだわ 笑
なーんて、悠長に構えていられる内容ではなかったので、しばし考え込んでしまいました。
内容は去勢避妊した猫の摘出物の写真(もちろん猫の形になっているなどのものではありません)を1枚載せていたから。「衝撃的な写真なので気をつけてください」と但し書きをしておいたのですが、載せることに関してすごく悩みました。
その写真を削除した上で、悩んだ挙句、載せた理由を付け加えて再投稿しました。(言い合いになるのも嫌ですし、関わり合いたくもないのでコメントへの直接の返信はしませんでした。)
その文章がこちら。
どうしてあの写真を投稿したのかといえば、ご覧下さった方に考えて欲しかったからです。
誰も喜んでTNR活動をしているわけではありません。
捕まえるのも手術を受けさせるのも子供を産ませてあげられないのも、ごめんね、と何度もいい、心が折れそうになりながら、でも猫達が少しでも心地よく地域猫として生きていけるようにという思いから活動しています。
餌やりをしている人達は可愛いから、お腹が空いているから、と餌を与えているのだと思います。猫が好きなんだと思います。
でも、その行為は猫を増やすことになり、臭いの問題や嫌いな人からのいやがらせ、通報により保健所が動き処分するという、猫にとって肩身が狭くなるばかりか命の危険も出てくることになります。
それって本当に猫の為になっているのでしょうか?
猫達が過ごしやすい環境にする為に、地域猫として生きていきやすくすることこそ、猫を大切にすることなのではないでしょうか?
餌やりをするならば避妊去勢手術をしてほしい。心から思います。
どういう神経をと思うのであれば私達の活動を見に来ていただきたいと思います。私達がどんな気持ちでTNRをしているのか、何を訴えたいのかを見ていただきたいと思います。
もしくはここの猫達が困ることなく辛い目に遭うこともないように、私達の代わりに何かしらの行動を起こしてください。
とても悲しく思います…
活動に参加した人達はみんな動物が好きです。目の前の猫のことだけを考えたらやりたくないです。
だけど、数が増えることによって猫の生活を脅かすことも増えていくのです。
将来のことを見据えたら今ここで去勢避妊手術をすることがベストな選択です。
餌やりをする人にも関係ないと思う人にも、猫達のそんな現実を受け止めて考えてほしくて載せたのです。
この攻撃コメントと前後して、活動中に知り合った地元の団体代表からも批判LINEがありました。それも延々と。
どうやらその人もSNSをみたようなのですが、文章をきちんと読まずに勝手に解釈しての批判。
そのとんちんかんな批判(どうして堕胎した猫をすぐにリリースしたんですか?虐待ですよ! など)にひとつずつ返信(避妊手術したメスは1匹もリリースしていません。病院で預かっていただき状態をみていただいています。どこにリリースしたと書いてありますか? など)し、理屈の通らない主張に正論でじっくりと向き合いながら、相手を立てていると、ようやく落ち着いてきて、「すみませんでした。」
夜中ですけれどね・・・
それで終わらず、また翌日(2日後だったかも)に批判非難暴言、、、
それをまたひとつずつ解説していくことに。
でもあまりにも粘着質かつ事実と異なる内容だったので、さすがに「信じていただけないということは充分わかりました」と初めて冷たく言い放つと、「すみません。そんなつもりじゃありません」ときたので、放っておくことにしました。
次にもし何か言って来たら法的措置も辞さないと答えるつもりです。
だって本当に法的にも道義的にもおかしなことは何ひとつしていないのですもの。
それでも心がグッとくるのは猫の存在。
いくら将来的にいいことだとしても、猫の体にメスを入れているのは確かですから。仔猫を諦めてもらったのも確かですから。
ごめんね、ごめんね、と思いながら猫を捕獲しているので、苦しいのです、心がすごく。そこに酷い形で感情をぶつけられるとやっぱり痛い。へこみます。
SNSの再投稿で私に攻撃してきた人がいることを知った人達が心配して連絡をくれました。
その人達は写真を載せた意味も活動のことも理解してくれていました。よかった。
今回のことでは沢山のことを学びました。
げんなりなことも嬉しいことも全部学び。
ありがたや。
節分の時のお寺の神様が言っていたのはこれだな。
試されているに違いない。
踏ん張って切り抜ければ必ず悪い結果にはならない上に「いいこと」もセットでやってくる日々。
うふふ。
頑張ろ。