2020年05月18日
金曜日の夜に我が家に来た、カブキとくまきち。
お母さん猫とダンボールに入っていたという話だったのですが、ギリギリまでお母さんと一緒にいたわりには、なんだか元気がない。
環境がよくなかったのかな。
ミルクも全く受け付けず、無理矢理スポイトで1滴、2滴、ってレベル。
夜中まで何度もミルクチャレンジをし、「ミルクおばさん」の夜更かし娘に託し、ベッドに入ってうとうととすると、「全然飲まなくて、寝続けているよ。大丈夫かな。死んじゃわないかな。鳴きもしないよ。」と心配でたまらなくなった娘が起こしにきました。
うーん。3:30am・・・
あっ。
うちの犬猫達が加入している保険会社は24時間年中無休で電話相談に対応してくれるんだった。
うちの子じゃないけれど、聞いてみよう!
「うちの猫じゃないんですけれど、数時間前に保護された生後2週間弱の仔猫の件で」というと、「はい。どうしましたか?」
「1日飲めなかったとしても、だからすぐ死んでしまうということはないですよ、まずは安心してください。スポイトで1滴、2滴ずつでも飲ませてあげてください。おしっこは出来た?いいですねー。明日の朝、なるべく早めに受診してくださいね。」
ホッとして涙ぐむ娘。
とりあえず温かくしてその日は寝かせておくことにしました。
翌朝、スポイトで与えてみると、2匹で4cc程度を飲ませることができました。これならばきっと大丈夫。
仔猫ご兄弟もお腹が空いて大合唱、茶太郎もカスレもご飯場所に待機しながら無言の圧力をかけてきますし、茶犬達は早く散歩に行こうと催促するしで、寝不足も忘れるくらいの慌ただしさでした。
仔猫ご兄弟は離乳食をスタート。よく食べます、心配ないわ 笑
午後は友人獣医師Sちゃんが紹介してくれた横浜の病院までご兄弟とくまきち達を妹の車で連れて行きました。
到着すると、くまきち達を預かってくれるミルクボランティアさんも待機していてくれました。
くまきち達をみるなり、「うん、うん。沢山ミルクを飲んでもらうわよーーー!」
ベテランさんだ、心強い!
先生も保護猫に慣れていて、仔猫の扱いも上手。いいですねー。
くまきち達はまだ小さいので血液検査はなし、ご兄弟を検査してみると、、、
猫エイズ陽性反応がうっすら。。。
「母猫の影響で陽性が出ているからかもしれないので、そうであれば今後陰性になる可能性もあります。確定診断はまた1ヶ月後くらいにするといいと思います。」
そうか。母猫の兄弟は陰性だったから多分大丈夫といわれていたのですが、ということは母猫は陽性ってことですね。妙玄さんに伝えなくっちゃ。
そして、決まっていた里親さんにも伝えなくちゃ。黒ちゃんは去年保護したツミレの里親になってくれたおうちに行くはずでしたが、陽性だったら行けなくなっちゃうし。
白ちゃんは1匹飼いのおうちだけれど、もしかしたらこの子達を一緒にいさせるよう、誰かがこんな結果にしているのかなあ 笑 と思うくらいの仲良し2匹なので、この際、陽性でも陰性でも2匹を一緒に飼ってくれるおうちを探そうと決めたのでした。
一応、白ちゃんの里親希望者さんには「陽性かも?」とまず伝えると、「前の子もそうだったのです。最期はとてもかわいそうでした。飼うかどうかは一番世話をすることになる娘次第です」とお母様からの返信。
この時点で、あ、やっぱり2匹一緒にしよう!と決めました。
大学生の娘さんは2匹一緒に引き取りたいと思いお母様に相談したところNGがでてしまったという経緯があります。恐らく陽性でも白ちゃんを飼いたいというと思いました。
でも、お母様のこの言葉に、家族みんながウェルカム白ちゃんであってほしいと思ったのと、保護猫を引き受けるのにその覚悟がないってやっぱり私は不安だったので、娘さんからの連絡をもらう前に断ってしまったのでした。
ということで、陽性でも2匹一緒に迎えたいわ!って方がいらしたらご連絡下さいませ。
黒ちゃんも白ちゃんも美形な上に性格がとってもいいです。黒ちゃんは運動神経抜群、白ちゃんはおっとりしていて頭がとてもいい子。そして2匹で毛づくろいをしあったり、様々なことを教え合ったりと助け合い、寄り添いながら、大家族の我が家で楽しく暮らしています。
離乳食もスムーズに進んでいますよー。