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スタッフの日々
うー、また手術でした
2019年08月26日

金曜日の朝、起きてうーの顔をみると、あれ?左目(5月に手術をしたほうです)がうっすら白い?

ドッグランに着き、太陽の下でみてみると、さっきよりも白くなったような・・・

嫌な予感。

家に帰り、病院に電話、「昨日まではなんともなかったのですが、今朝起きたらうっすら白くなっていて、今はその時よりも白くなっています。すごいスピードで白くなってきているので診ていただけますか?痛みはなさそうです。」

「院長の予約がいっぱいなので別の獣医師になりますが、16時半に来てください。」

突然のことなので、車の送迎をしてくれる人がみつからない。

今日に限ってことごとくダメ。犬を乗せてくれる個人タクシーの方もロケの予約が入ってしまっているらしい。

どうしよう。

レンタカーでも、と一瞬考えました。が、他のことはたいてい自分でできるのですが、車の運転だけは昔から大の苦手ゆえ、横浜までなんか3日かかっても到着できる気がしない・・・

諦めて明日にしようか、、、とも考えました。

でも、もしそうしたら後悔するような気がしてならなくて。

で、申し訳ないと思いつつ、忙しいと思われる犬仲間に連絡。

「えっ?今から美容院に行く予定だったのだけど、ずらすから待ってて!」

よかったーーーー!!!!

ホッとした途端、自分への不甲斐なさと彼女への感謝とで涙が出てきました。

車の中でもどんどん白くなるうーの目。病院に着いた頃には真っ白になってしまいました。

すぐに診察室に呼ばれ、若い先生の問診を受け、「じゃあ、うたちゃん、検査してきますね。」

いつもなら10分程度で終わる検査が30分近く奥の診察室に行ったまま。待合室にいる他の患者さん達には看護師さんが「お待たせして申し訳ございませんがもう少しお待ちいただけますか?」と声をかけている。

嫌な予感が的中の予感。

ようやく診察室に呼ばれて行くと、予約でいっぱいなはずの院長が神妙な顔で現れて。

やっぱり・・・

「うたちゃん、このままでは24時間以内に失明します。」

えっ?

「正常値が6~7、うたちゃんは低くていつも1~2程度ですが、今、うたちゃんは60ありました。これで痛みが出ていないのが不思議です。すでに今、見えていないと思います。今日連れてきてくれてよかったです。明日だったら間に合わなかったと思います。とにかくそんな状況なので、すぐに手術をしたほうがいいと思います。今や真っ白なので外からだとよくみえないのですが、恐らく、炎症が長く続いていることで癒着をしてしまい、水の循環ができなくなって眼圧が上がってしまったのだと思われます。そこを切り開いて流れるようにしてあげることが必要です。血管が沢山あって難しい部分になるので、場合によっては目が赤いままになるかもしれません。また、これは再発から来るものなので、増殖した部分をまた取り除くこともしなくちゃならないです。そして、ここまで眼圧が高くなってしまったので、なにかしらの障害は残ると思います。とにかくやってみないとわからないことが多くて申し訳ないです。でも、すぐに手術をしないと。」

「お願いします!」と答えました。

目が赤くなろうが、最終的にみえなくなろうが、もう仕方がないです。

私は院長を信じているので、彼が最善ということをしてもらうしかない。

うーの目が再発することも覚悟していましたし、今朝の段階で予感はしていたし。

私の落ち着きとは裏腹に、うーがいつものうーじゃなくて。

珍しく大暴れをして、帰る!と吠えながらドアに向かって突進しようとしていました。

痛いし突然みえなくなって不安だし、置いて行かれるのがわかったんじゃないかな。

それが一番つらかったです。

先生も「わかるんでしょうね。頭がいい子だ。」

手術が終わるのがいつになるのかは全くわからないけれど、終わり次第、連絡しますね、と説明を受け、帰宅しました。

疲れたなあと思った瞬間、お腹が空いてきて、なるの散歩を終えると、買ってきたお惣菜を手当たり次第に食べたのでした 笑

と、病院から電話。

「うたちゃん、まだボーっとしていますが、無事終わりました。やはり説明の通りの状態でした。そして、瞳孔が動かなくなってしまっていたので切り開けるぎりぎりまでは切りました。明日の朝、麻酔がきちんと切れた状態で様子を確認するので午前中にお電話下さい。それにしても、本当に早く気づいて早く処置ができたのはよかったと思います。明日だったら難しかったと思います。」

不幸中の幸い。

翌朝、病院に電話をすると、「うたちゃん、元気です 笑 夜中にエリザベスカラーを破壊したくらいです。目は光を当てると眩しそうにするので視力の回復の希望はあるかと思います。眼圧も落ち着いているので今日、お迎えに来て、月曜日に連れてきてくれますか?」

はい!

昨日、送迎してくれた犬仲間が「今日も行くんでしょ!行くよ!」と言ってくれたので、一緒にお迎えに行きました。

元気いっぱいのうー。よかった!

「今は見えていません。でも、視力の回復の希望はあると思います。ただ、あれだけ眼圧が高かったのでやはりどこかに後遺症は残ると思います。眼帯代わりに目の端を縫ってありますが、もし自然に取れてしまったとしても問題ないですよ。そして、手術をしながら次の手術を考えていました。最初の手術でレンズを取りましたが袋は残しました。この袋がある限り、細胞が増殖して再発すると思います。でも袋を取ってしまうと網膜剥離を起こした時に大変なことになります。悩みどころです。」

うーはまだ仔犬。それも運動量が半端じゃないアイリッシュセッター。網膜剥離を起こしやすいやんちゃっぷり。

今、袋を除去してしまうのは私も超不安。でも、こんな風に何度も手術をするのは可哀相ですし目にとってもいいわけがない。

うーん・・・

「これから経過観察をしながら考えていきましょう。」

はい、、、

 

当の本人(本犬)は見えていないのが全く気にならないくらいいつも通り。

確かに目の端を縫っているので小さいけれど、それほど気にもならないし、エリザベスカラーも慣れたもので、気にせず自分に一体化させている。さすがうー。

帰りの車の中で。

 

翌朝はさすがにドッグランには連れていかず、うーだけで別の広場で思いっきり走らせました。

エリザベスくん、絶好調でした♡

 

月曜日にドッグランで犬仲間が撮ってくれたうー。

やんちゃな顔です。

 

神様。

うーが何をしたっていうんでしょう?

どうしてこんなにうーに試練を与えるのでしょう?

たった8ヶ月の仔犬です。喧嘩もしないし、明るく元気な性格です。誰かを傷つけるようなこともしません。

うーは人間に何かを考えさせる為、何かを行なわせる為にこんな運命を背負っているのでしょうか。

色々考えます。

 

うーの兄弟は大丈夫だろうか?

どこにいるのだろうか?

うーに何かがあるたびにそう思います。

そして、繁殖屋(ブリーダー)やペットショップへの怒りがまたさらに膨らみます。

 

ペットショップで買わないでください。

うーのような辛い思いを動物達にさせないでください。

ペットショップで買う人がいるからペットショップも繁殖屋もなくならないのです。

いい加減な交配の繁殖屋、お金を出せば誰にでも渡してしまうペットショップ。

ペットショップで購入している人も彼らと同罪。

うーの痛み、わかりますか?

命を軽々しく扱う人間達へのみせしめとしてうーの運命が使われているならば、私は断固戦います。

それが私がうーやなる、たらこや茶太郎、たろやとび、大食、勘太に出会った理由なのかもしれない。

私が生かされていることへの意味がここにあるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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