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ホームスタッフの日々なるとうー
スタッフの日々
なるとうー
2019年05月21日

ただいま5ヶ月半のうー。

なるがうちに来た時がちょうどこのくらいでした。

興奮しやすいところは同じ。ドッグランでみていてもアイリッシュセッターはたいていそうなので、これは犬種的に仕方がないのだなあと思います。

甘ったれなのも同じ。買い物などでちょっと外出して帰宅するともう大変。1年ぶりかいっ!って思うレベルの喜びよう。喜びすぎて興奮しちゃうのも同じ。うーは特に服をひっぱりながら喜びを表現するので私の服はどれも小さな(たまには大きな)穴が開いています。

ただ、なるは分離不安症で私のところに来たので、2年くらいは興奮というよりパニックを起こしているようでした。

家の目の前にゴミを捨てに行くだけでも大変。きゅんきゅん鳴き、まるで「捨てないで!」って叫んでいるかのようでした。30分の近所の買い物に出るだけでも家は泥棒に入られたかのよう。不安で落ち着かなくなり、ソファやベッドなどを壊してしまうのです。どんなに好きなおやつを与えてもダメでした。ケージに入れてもことごとく破壊。あまりのすごさにこれじゃあ、なるの歯が折れちゃうと思い、諦めました。

今は随分と落ち着いたので破壊行為はなくなりましたが、出かけている間、玄関でずっと待っています。

どこにも行かないし捨てたりなんかしないのにね。

その点、うーは最初だけ騒ぎますが、すぐに諦めるので安心。

 

うーは2ヶ月半でうちに来たので、不安という感情の経験があまりないのかもしれないなあって思います。

なるはうちに来る前、病院で過ごしていたの、と知り合いに話すと、「それは不安だっただろうね。もともと神経質な犬種なのに、病気や怪我で不安や痛みで鳴いたり寂しがったりする動物達の声や気配を感じていたってことでしょ。安心できる環境では決してなかったよね。犬にとって一番大切な2ヶ月~5ヶ月という時期の中でそういう経験をしちゃうって、なるにとっては辛かったと思うよ。家庭という環境にいなかったことも安心につながらなかっただろうし」と。

そうか!通院、入院している子達の不安や寂しさ、痛さの声や気配を感じる環境。確かにそうだ。なるがのんびりいられるはずがないよね。あのガラスの心のなるが。

かわいそうだったね。頑張ったね。

あらためてそう思いました。

例えば、レトリバーみたいに、元来が陽気で細かなことが気にならない穏やかな性質の子であれば、そういう環境でも順応できるのかもしれません。

でも、アイリッシュセッターのような音に敏感で神経質な子は向いていないでしょう。おまけにケージにいる時間が多く、自由運動がない環境はやっぱり厳しい。

と、私は思います。

 

なるとうー。

手がかかるのは断然なる。

もちろん、仔犬なので今はうーのほうが大変ですし、うーが来たおかげでなるは随分とお姉さんになりました。沢山譲って我慢もしていますし、一生懸命私の役に立とうとさえしているように感じます。

けれども、なるは社会性を身につける時期にそんな環境にいたせいか、とにかく不安体質。音にものすごく敏感で心から落ち着ける時間が少ないです。

特に外では大変。いろんなものが怖いのですね。散歩中、ずっときょろきょろしてのんびり歩いていることがない。唯一自然の中だけが楽しそうですが、自由に走り回れる場所ってそんなにないですからね・・・

おまけに本能が強くて鳥をみれば追いたい、自転車やキックボードも追いかけたい。

普段なら呼び戻しもきくのですが、獲物をみつけるともう無理。

カリスマ訓練士には「アイリッシュセッターはもっとも訓練が入りにくい犬種のひとつですし、追うという習性をなくすのは難しい。そういうことをさせたくないのであればこの犬種を飼うことが間違っていますよ」といわれたくらい、本能が強いみたいです。

が。

うーは今のところ呼び戻しが完璧!

鳥をみたり、楽しく遊んでいても、「うー」と呼ぶだけで慌てて戻ってきます。それも嬉しそうに。

公園の中など、車がなく人が少ない場所で半分訓練がてらノーリードにして歩くのですが、少し離れるときちんと私の顔をみて戻ってくるので、とっても楽。

なるを飼うまでの歴代の犬達は全部こうしてきたので、ちょっと懐かしく嬉しい気持ち。

大きくなってもこれがずっと続きますように。

そうすればアイリッシュ2頭も全く問題なくなるのに!

 

犬2、猫2。

毎日慌ただしく「こらーっ!」って怒鳴ることもしょっちゅうですが、本当に楽しく幸せ♡

                          

 

 

 

 

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