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スタッフの日々
ようやく遂行
2018年12月10日

やらなきゃ、やらなきゃと、ずっと気になりつつ、先延ばしにしていた「成人式振袖」の小物揃え。

着物は白地に各色の鶴が描かれたものとオレンジに近い朱色に各色の牡丹が描かれたものの2つがあり、それに合わせた丸帯も2つ。

かなりの重さなのでそれを呉服屋さんに持っていくのも一苦労ですし、小物を選ぶのにきっとかなりの時間がかかってしまうだろうと思ったので、私だけでなく娘も気合を入れないと、、、なんて言っている場合じゃない!

ようやく昨日、行ってまいりました。

呉服屋さんは新宿の高島屋。七五三の小物もここで選んだということもあり、近いしきっと空いているのでゆっくり時間をかけられるだろうと思ったので。

着いたのは18時。狙った通り、他の客はほとんどいない♡

「振袖の小物を揃えに来たのですけれど」というと、ベテランの女性が「じゃあ、着物と帯を着ながら選んでいきましょう。」

着物も帯も2つずつあってどちらにしようかも迷っているのです、というと、「どちらがいいなあって思っているの?白いほう?じゃあ、そちらから着てみましょうか?」

「わあ、素敵な着物ね。飾り衿は何色にしましょうか?好きな色は?黄色ね。じゃあ、黄色を合わせてみましょうか?」

悪くはないのですが、娘も私も鶴の色の中で紺に近い青が一番好きだったのでそれを伝えると、「じゃあ、それに近い色を合わせましょう。」

うん、いい。きりっとします。

「帯はこの黒い方が合うと思いますよ。」とのアドバイスでまずは黒。確かに締まる。

「帯揚げも飾り衿に合わせて青にしてみましょうかね。黄色もやってみる?赤も。」青かな。

「帯締めは?まずは赤にしてみましょうか?」違うな。オレンジで先がいろんな色に分かれたものにしてもらうと、あら、いいじゃないの。

私も娘も大満足。普段の娘のイメージっぽい。

そんなことをしていると、他の店員さんもやってきて、「着物も帯も本当に素敵ですね。」

でももうひとつあるのです。

と、オレンジの着物を出すと、「うわあ!なんて豪華なの。成人式ならこちらじゃないかしら。」

ベテラン店員さんも着せてくれながら、「これは素晴らしいわよ。こちらにしたらどうでしょう。華やかで可愛らしいもの。まさに成人式って感じだし、これはどんな着物にも負けないわよ。」

帯は黒がいいんじゃない?といわれたのですが、どうせならゴージャスな金で思いっきりお人形さんっぽくしたいなあと思い、まずは金の帯を締めてもらいました。

「飾り衿は緑にしましょうか。帯揚げも緑でやってみましょう。」ああ、いいかも。

一応、黄色や水色なども試してみましたが、やっぱりこの緑の組み合わせがベスト。帯締めも緑にしてもらいました。

「最初は黒い帯がいいかなと思ったのだけれど、金のほうがいいわ。これ、本当に素晴らしいから、是非こちらにしてちょうだい!」

好きな色を着た方が、って最初はいってたのに 笑

「もうね、こんなに素晴らしい刺繍、豪華さをみちゃったら、これにして欲しいって思っちゃうわ。お願い、これを着て~。」おばあちゃんみたいになってきました 笑

他の店員さんも「これはちょっとない素晴らしさだと思います。誰にも負けない豪華さですし、お嬢さんの可愛らしさがよく出ていると思います。」

お客さん達もいつしか寄ってきて、写真を撮る人まで。素敵~って。嬉しいですね。

奥でじっとみていたベテラン男性店員さんも「迷わずこちらです。素晴らしいですよ、これは」と頷いていたのですって。

どこにいってもそうなっちゃうのですが、娘は目上の人達にとても可愛がってもらえる、というより、ちびっこ扱いされるので、足袋を選ぶときも3人の店員さんがああでもない、こうでもない、と色々と考えてくれ、「ほら、頭ゴチンってしちゃわないかと心配だわ。もう少し椅子を後ろにしましょ。大丈夫?ああ、本当に全てが華奢なのね。これじゃ痛いでしょ。我慢できないわよね、痛くて何時間も履くなんて。」七五三かい!って突っ込みたくなるほど。

至れり尽くせリ。

気づけば2時間。閉店時間間際、でした。

おかげで髪飾りまで、全てが揃って大満足。

あー、気になっていた仕事がひとつ終了。

ちょっとハリがなくなっているかな?と心配していた着物でしたが、ものすごく褒めてくれたので娘もホッとしたみたい。

「白いほうは卒業式にぴったりじゃないかしら?」

あ、そうか。袴に合わせたらとっても可愛いかも。

そうしよう♡

 

 

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