2018年06月06日
パリ最終日。
昨日買ったシュークリームと紅茶でささっと朝ご飯?を済ませ、買い物へ。
日本での私はみんなドン引きする程の方向音痴なのですが、海外で独り行動をするとなぜだか迷わない。
地図を読むのも得意じゃないのに、wifiがないからスマホも当てにできないのに、それでもなぜだか目的地に行けるのです。
でも普段の私を知っている人は心配になりますよね。
そのくせ行きたいところがあるというのでイライラするのも納得ですが、でも、本当に大丈夫なのです。
まずはプランタンでプーシキン。

ここのマカロンを以前、パリ土産でいただき、娘も私も本当に美味しいと思ったので、今回は娘の為に是非買って帰りたかったのでした。
とても可愛らしいお店でした。時間があったらお茶もできたのにな・・・
急いでマカロンを選び、次は香水。
「大丈夫!時間までには戻るから」とひとりでフラゴナール美術館へ。
フラゴナールの建物に入り、「美術館の入り口はどこですか?」と聞くと、前にいた年配の女性の方が「今私も質問して教えてもらったわ。ついてきて!」
歩きながらおしゃべり。
カリフォルニアから来たのだそう。「私は日本です」というと、「東京?エキサイティングな場所よね。ほら、あそこshibu,,,」
「shibuya?」
「そうそう!」
「私の家は渋谷の近くなの。」
「観光に来たんでしょ?いつまでいるの?」
「今日、帰るの。だから時間がなくて」
なんて話すうちに美術館の入口に到着。
「あら、次は11時15分スタートですって。あなたと私の2人ね、その回はきっと」
どうやら時間を決めて団体で回るらしい。そんな時間は、、、ない。
「ごめんなさい。間に合わないから参加できないです・・・」と答えると、その女性はちょっと残念そうに、「そう・・・またね。」
美術館を諦め、フラゴナールのお店で買い物をすることに。といってももう10分しか時間はない、、、あーーーー。
香水を選ぶのって時間がかかるのですよね。
トップノート、ミドルノート、そしてラストまで、本当は香りの移り変わりもじっくり確かめたいですし、種類が沢山すぎて。せめて5つくらいまで候補を絞りたい、、、焦る、焦る。
とりあえず、シリーズの中から一番重いパフュームを選択。それでも10種類以上!
とそこへ店員さんが近くにやってきたので、「時間がなくてとても急いでいるから自分でじっくり選べないの。この中からいくつか選んでくれますか?大人っぽさのある華やかなフローラルでラストがオリエンタルなものが好きです」というと、「わかったわ。メインがフローラルね。オリエンタルってどんな感じ?」
「パチュリやアンバー、ちょっとスパイシーさがある感じが好きです。ムスクはそれほど好きではないけれど。」
「じゃあ、これかこれがいいわ。こちらはゴージャスなフローラル、そしてこちらは華やかな中にキリっとした感じがあるの。」
「ホントだ。どちらも素敵だけれど、最初のほうがマチュアね。どちらも好きだわ。あー、決められない!」
「あなたがつけるの?私があなたから受ける印象からすると、こちらのほうがあなたらしく感じるわ。」
へー。
「じゃあ、そっちにする!」
華々しいフローラルの中にもキリリとした、というほうの香りを選びました。選んでもらったことも思い出になるかなあって思ったので。
レジに行くと同じタイミングで別の客がいたのですが、「ごめんなさい!時間がないの」というと、「大丈夫よ、お先にどうぞ!」
約束の時間前にはホテルに到着。ほっ。
お互いに買い物を終え、チェックアウト。
ようやくご飯だ。



オペラ座の前の「カフェオペラ座」へ。
ここで飲んだロゼワイン、すごーく私好みでした。
そしてまだ少し時間があったので近所で買い物を。

クスミティ。
可愛らしくてテンションが上がりますー。
バラの香りのグリーンティや紅茶のアソートを購入。
レジの横にあったエビアンとコラボしたペットボトルのお茶も。可愛い!美味しい!
ピエールエルメや他のお菓子屋さんも行きましたが、もう買い物も充分満足したので食指が動かず。
「あっ、エスカルゴがあるって。せっかくだから食べようよ!」
そう。エスカルゴが好きらしくお店に入る度に聞いていたのですが、今の時期はシーズンじゃなかったのでどこのお店でもなかったのです。
が、「ロイヤルオペラ」というカフェの看板に発見。

お腹がいっぱいだったのでエスカルゴとシャンパンのみ。
そろそろ空港へ行こう、とホテルに戻ったところで突然のザーザー降り。
今回の旅はとにかくお天気に恵まれて雨予報も全部外れ!
それだけでもとっても幸運でした。
飛行機に乗り遅れたり、スーツケースが届かなかったり、ダブルブッキング(それも自分達の名前が2つずつ)されていたり、パリのホテルのお湯が出なかったり、同行者のスーツケースの中身が盗まれたり、同行者のカードがスキミングされていたり、、、
いろんなことがありましたけれど、おかげでヘンリー王子とメーガンさんの結婚式という記念の日にロンドン泊できましたし、スーツケースが届かなかったので服や化粧品を買い、それが全部保険でカバーされましたし、結果オーライなことも(私は)多くて、その上、後から笑い話にできる経験ができたので、全く問題なし!でした。
ポルトガルでもパリでも嫌な思いはひとつもせず(唯一パリのホテルに関してはうーん、って思いましたけれど)、まりあさんも長瀬さんもとてもいい方でしたし、体調も万全。行きたいところにも行けたし、ミッションもコンプリートできたし、なんとなく、「神様に護られている」旅だったなあと思ったのでした。
帰国してからもその感じが続いています。
神様がそばについているという感覚。
不思議なのだけどね。
今日の写真。娘のお弁当です。
クラムチャウダーパスタ。キャンベルのクラムチャウダースープとパスタ、ベーコン、ほうれんそうを和えました。仕上げにパルメザンチーズと黒胡椒を混ぜるといい感じ。
金のゆで卵。
プチトマト&アメリカンチェリー。
ポワラーヌのスプーンクッキー。シトロン味。