2018年03月22日
上海3日目。
まずはタクシーで豫園へ。
浅草寺や仲見世みたい。
お詣りをしたり、庭園を見学したりと一回りした後は、お目当ての「南翔饅頭店」へ。
ディンタイフェンと1、2を争う小龍包の美味しいお店と聞いていたのでどうしても食べたかったのです。
並んでいましたよ、すごーく。30分以上は並びました。

でも並んだ甲斐がありました。とっても美味しかったです!
右がベーシックな豚肉のもの。左が蟹みそ入り。上海だけに蟹みそものがとっても多いのです。
皮の薄さも餡のジューシーさも秀逸。ビールが進んじゃいます。
こちらは青島ビールの種類が色々ありますが、さっぱりしていてどれも飲みやすく、アルコール度数が低いのかお水みたいにクイクイイケちゃうのです。

そしてお店の出口のところでヨーグルトを。
こちらでは色々なお店でこのヨーグルトが売られています。瓶に入っていて飲むヨーグルトと食べるものとの中間な固さ。そんなに冷たくないのですがほどよい甘さで美味。

小龍包屋さんを出ると、目の前にこんなお店が。ここも人気だったのできっと美味しいのだろうと買ってみました。
クミンが効いたスパイシーな串焼きでした。左がラム、右がイカ。普段は羊肉は苦手なのですが、香辛料のせいか臭みはそれほど気にならなかったです。


こんなところも。何を踏みつけているのかしら?
豫園の後は田子坊へ向かいました。
地下鉄の乗り場近くに公安(警察)の人がいたので、田子坊までの道のりを確認すると、もうね、全くもって英語が通じないのです。
こちらはホテルの人以外は本当に通じないのです、英語。簡単な単語すら理解してもらえないです。
それでも地図をみせながらやりとりしていると、女の人がそばにやってきて、「田子坊ならばこの電車に乗るといいわよ」と英語で答え、公安の人に「それは違うわ」と中国語でいい、「ガーデン(豫園)は行った?あらそう、ガーデンの帰りなの?新天地より、そうね、田子坊のほうが面白いわよ」と英語で教えてくれました。
「あなた達は日本人?私は福建省で上海は今日で1週間なの。これからあそこ(と少し遠くを指さし)にカンフーショーを観に行くところなの。普段は簡単に観られないのだけど、そのお店で簡単なショーを見せてくれるっていうから。よかったら一緒にいかない?」
なんか嫌な予感・・・ガイドブックに似たトラブルが書いてあったような。だいたい、持ち物がOLのランチ時みたいな小さなビニールバッグだけというのもおかしすぎる。
でも、そんなことを知らない同行者は、「ちょっとなら。親切ですね」とすっかり心を許してる。
まあ、歩きながら様子をみようと、一緒について行ってみました。
とにかく色々と話しかけてきます。英語は上手だし、おまけにちょいちょい日本語の単語も。よく知っているわね、日本語、とさらに訝しく思う私。
やっぱり変だ、と思ったので、「そこってお店の中で観るの?それともお店の外?」と聞くと、「お店の中よ。でも大丈夫。ちょっとだけみて帰るのも全然問題ないから。」
怪しい!
同行者に日本語で「あのさ。怪しい気がするんだけど。ガイドブックに載っていたトラブル事例によく似てるのよ。道案内のように近づいてきて、よかったら一緒にお茶でも、と誘うのよ。そしてそこで法外な値段をふっかけられて断わると屈強な男の人が現れて支払わざるを得なくなる、ってやつ」というと、「そんなことはないと思うんだけどな」といいつつ、同行者はその女性に「そのお店でのショーはタダなの?」と聞くと、「安いのよ、100ドルよ」と。
ほらね。最初はお店の外でのパフォーマンスだと確実にいったのにお店の中という話になり、お金もかかると。100元じゃなくて100ドルって聞こえたし。
同行者も気づいた様子。
「あっ、時間がないからいいや。ショーは行かずにそのまま田子坊に向かうよ。色々ありがとう!」
その女性は慌てて「えっ?もうすぐそこよ。ちょっとだけよ」
かなり引き留められましたが、そこでさようならしました。
そうしたら。
ショーの方向とは違う方に歩き出し、おもむろに電話をかけ出した。
やっぱり!!!!
ガイドブックは読んでおくものだわ、って思いました。
こういう詐欺は本当にあったので、上海観光に行く人はくれぐれも気を付けて。


ようやく田子坊へ。
狭い通路に細々としたお店がひしめきあっている場所。
豫園のようなお土産屋さん的なお店ではなく、今どきのお洒落店舗や商品が沢山。若者エリアなのかな。
ここで今回の旅行で一番のお気に入りになったお菓子「荷喜牛乳糖」を買いました。
柔らかなミルクソフトキャンディーの中にドライフルーツやバラの花びらなどが入っているのです。超美味♡
上海3日目はまだ続きます。