2017年04月27日
宅配便の女性配達員さんが「あれ?今日は吠えないですね」と。
「そうなんです。実は交通事故で手術して入院中なんです」
「えっ?かわいそうに。どうしちゃったの?最近吠えないし、散歩しているところもみかけないしって思っていたの。あんなに元気なんだから今は動けなくて辛いわね、きっと」
この女性配達員さんは犬が苦手のようで、インターフォンを押すと少し離れたところに移動して待つし、道であってもちょっと怖そうな様子でいたのですが、「かわいそうに」と心配そうに何度もいってくれて、飼い主の私には「しばらく寂しいわね」と。
ドッグランでもなるが怪我をしたことはあっという間に皆に広まったらしいのですが、いろんな人が仲良し犬仲間に「なるちゃん、大丈夫?お大事にね」「なるがいないと寂しいなあ」っていってくれているそう。
仲良し犬仲間達は自分の犬のように心配してくれているし。私より落ち込んでいたりね。
なるは見た目も行動も目立つということもあるのですが、散歩をしていると知らない人も含めていろんな人が声をかけてくれます。誰とも話さずに散歩を終えることはまずないくらい。
もうすぐ2週間。「なる、病院も慣れておとなしくしてるよ。〇〇先生にも尻尾振っていたし」
そうか。よかった。
と思いつつ、きっとなるは諦めちゃっているんだろうな、つまらないだろうな、我儘もいえないんだろうな、って切ない気持ちにもなり。
「まだまだ帰れないよ。あと2週間はギブスはとれないと思うし、それからリハビリもしなくちゃいけないし。完全に治るには9週間はかかるだろうな」
あと2週間は帰れないのか・・・もしかしたらもっと長く病院にいることになるのかも。
あーあ。
なるのいない家はすごーく静か。すごーくラクチン。お鍋をコンロの上に置きっぱなしにしても平気だし、時間に関係なくでかけられるし、雨の中を散歩にいかなくてもいいし、インターフォンが鳴るたびになるを制止して慌てて対応しなくてもいいし、仕事の電話も好きなタイミングでかけられるし、食費もかからないし、ソファを壊されることもないし、なるがうるさいと母や娘に文句をいわれることもない。
でも、でも。
なるがいない生活は本当につまらない。
なるが横に寝ていないベッドは広いなあって思う。
寝る前になるの写真や動画をみるのが日課になっているくらい、多分寂しいんだな、私。
早く帰ってこないかな・・・