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スタッフの日々
とびの体調
2015年07月30日

とびの体調がいよいよ悪くなってきました。

月曜夜に静脈点滴の液がなくなってしまい、仕方がないので皮下点滴を110ml注射しました。

嘔吐もはじまりました。といっても何も食べていないので何も出ないのですが。

今まで吐き気がなかったほうが不思議らしいので、「とうとう来たか」という感じ。

吐き気止めのセレニアも注射しました。口からも独特の臭い(アンモニア臭。尿毒症になるとこの臭いになるそうです)が強くなって。

自力で出ないおしっこは白濁。

朝になるのを待って病院に電話をし、すぐに連れて行きました。

院長とこれからのことを話しました。

「もう数日。3週間前もそういったけど、それがここまで延びたのはすごいこと。でも、今とびは尿毒症になっているし、数値もさらに悪い。はっきりいって状況はとても悪い。今一番とびが楽になるのは点滴を続けること。その他にすることといえば、腹膜透析くらい。でもこれはアメリカでは慢性腎不全に効果はないといわれている。ただ、血液が綺麗になるので今より楽にはなると思う。」と。

もし自分の犬だったらどうする?と聞くと、「自分ならやる。可能性に賭けて。両極端な考えかもしれないけれど、もうダメだと思ったら安楽死も選ぶかな」と。

それに対して私は、「安楽死は私にはできません。そして腹膜透析が注射だけで帰れる、抗癌剤のように辛くないならばいいけれど、病院に長時間預けての治療であれば、その間に死んでしまう可能性もあるだろうし、とびの辛い状態が少しでもよくなるならばいいけれど、今の状態で数日間延命できる程度であれば、もういいかなと思う」と答えました。

とびはきっと死ぬつもりはないけれど、苦しいな、辛いなとは思ってる。そして、落ち着く場所である家や家族と離れる時間は不安なはず。だから、もう時間があまりないのならば、一番落ち着く場所にいたほうがいいと思うのです。

人間の私は、とびがいなくなってしまう覚悟はできている。だから今日いなくなってしまったとしても「頑張ったね。偉かったね」と声をかけるだろうし、13年も一緒に過ごすことができて嬉しい、ありがとうということができる。

もちろん、ものすごく寂しいし悲しい。でもとびはもう充分頑張っているのだもの。

後悔だって沢山出てくるだろうけれど、でも、もう一度同じ13年を与えられたとしてもきっと大して変わらない。それくらい普通に楽しく、そばにいるのが当たり前の存在だもの。

だから私はもういい。とびが楽になるのが一番いい。

奇跡が起こってもう一度食いしん坊とびに戻れるならば、とびにとっても私にとってもそれが一番幸せだけど。

火曜夜から水曜にかけてかなり調子の悪かったとび。

担当の先生が往診に来てくれていろんな処置をしたくれたおかげで、今は随分落ち着いています。

昨夜は一睡もできなかったけれど今日は眠れるかな。

 

 

 

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