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スタッフの日々
ちょっと難しい話
2014年12月08日

境界性パーソナリティ障害。

最近、この障害についてものすごく考えています。

一般的には人当たりがよく、活動的、魅力的な人なのですが、家族や恋人など身近な他者に対して感情のコントロールができず、今楽しく笑っていたかと思えば次の瞬間、相手をこてんぱんに批判したり傷つけたり。いつも愛情の存在を感じていたい「見捨てられ不安」があることから、その愛情を試してみたり。「愛してる?」という確認ならば別に問題はないですが、相手がハラハラしたり悲しく感じたりするような方法や言葉で試すのだそうです。

だから、相手は振り回されて自分自身を健やかに保つことが難しくなってしまうのだとか。

この障害にはいくつかの型があるようですが、「見捨てられ不安」「空虚感」「抑うつ感」「孤独感」「不安感」「絶望感」「自暴自棄感」といった特徴は共通しているようです。

今日、かつて自分がそうだった、という人の話を聞きました。

その人の母親の言動に「もしかして境界性パーソナリティ障害なんじゃない?」といわれたことから、この障害を調べ始めてみると、なんと自分もぴったり当てはまるじゃないか!と思ったのだとか。

恋人が自分を愛しているかどうかが気になり、突然連絡を断ってみたり、別れようといったみたりと、相手が傷つく方法で試してみる。

自分の意見や状況に対して相手が思っていたことと違う反応や意見をすることで、自分のことをわかってくれないという寂しさや不満、不安が生まれて、きつく当たってしまう。

手は出さなくても言葉の暴力、精神的暴力、ですね。

相手を自分だけの道理(とは気づいていないかもしれないですが)に当てはめようとして、色々な言葉や態度で相手を巻き込んでいくのだそう。その言葉はとても巧みなのだとか。

それは全て「相手に自分の全てをわかってほしい」「自分だけを愛してほしい」「こんな自分でも好きでいてくれる?」という、見捨てられ不安ゆえの行動なのだそうです。

その人は、自分がこの障害であると認識し、このままじゃいけない、と、当時付き合っていた人に「とにかく怒らない」と決めたのだそう。何があっても怒らない。その代わりにイライラして壁を殴った痕が手にあるのです。

そう努力しつつ「自分は怒らない人」だと自分の脳に思いこませたのだとか。

そして「恋愛はお互いがお互いを思いやって、お互いを幸せにしようと思いやることだと。相手を傷つけるような恋愛は不幸だよね、相手を幸せにできるようになりたい」と思ったのだとか。

「すごく大変だったけど克服したよ。今でもたまーに頭をもたげてくることもあるけれど、あっ、いけない、いけないって」

本当に穏やかで優しい人なので想像もつかないのですけれど。

「自分で気づいて治そうと思わない限り、治らないと思うよ」と。

大変だ・・・

私は境界性パーソナリティ障害ではありませんが、もし自分の身近な人がこの障害を抱えていたとしたら、自分自身も巻き込まれ、不安定になってしまうに違いないです。だって、自分の常識にはないのですもの。

でも、それでも私はなんとか相手を理解しようと努力すると思います。そのうちに上手く折り合いがつけばいいな、なんて思いながら。

相手を大切に思っていれば誰しもがそう思いますよね。

それにしても、世の中には色々な人がいるんだなあと思いました。

自分は正しい、間違っていない、っていう感覚、ちょっと怖いぞ、って思うくらい。

うーん。難しいですね・・・

 

今日のお弁当はなし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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