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スタッフの日々
八百屋のおじさん
2013年12月04日

近所の八百屋さんが突然「しばらくお休みします」とシャッターに貼り紙をして2ヶ月くらいでしょうか。

今年の初めくらいに体調を崩して数週間の入院をしていたことがあったので、もしかしてまた具合が悪くなっちゃったのかな、と社長と心配していました。

あまりにも気になるので近所のお店の人に聞いてみようかな、と思っていたところ、今朝、犬の散歩中に町内掲示板をふと目にすると、亡くなった方のお知らせがありました。

そのお知らせ、八百屋のおじさんと同じ名字でした。

住所もその辺り。年齢もそのくらい。

もしかして。

後から八百屋さんの前を通ってみると、やっぱり同じ住所でした。いつもはシャッターを閉じてもガラスの部分からみえるところには野菜や果物の空きダンボールがいくつか見えていたのですが、綺麗に片づけられていました。

そうなんだ・・・

すごく悲しいです。

八百屋のおじさんは多分独り暮らし。

今年の5月までは老猫と暮らしていました。その猫は以前、隣りの人が飼っていた1匹で引っ越しの際に、この子だけはこの場所を動きたがらないのよ、ということで、おじさんが引き取ったのでした。

おじさんは動物好きで、我が家のたろやたらこもいつも気にかけてくれていて、「今日もたろちゃん、ここらへんまで来ていたよ」「チビ猫ちゃんは赤い首輪をつけているね。お宅のそばでみかけたよ」と教えてくれたり、犬と一緒に買い物に行くと、図鑑を出してきて、「この子はどれだい?」って。

おじさんのところの野菜はとても新鮮で質がいいので、妹も遊びに来るたびにわざわざ買いにいくのでした。

「自分が食べたい、美味しいと思うものしか入れないからね」と話していました。

おじさんが体調を崩してしばらく休んでいた後、「大丈夫ですか?よかった!心配していたんですよ」というと、「すみませんね。でももう大丈夫ですから。まだ沢山は入れられないけれど、また少しずつ種類を増やしていきますからね」とやる気満々でした。

そして5月に老衰で猫ちゃんが亡くなるとしばらくしょんぼりしていましたが、「もしどこかで猫の里親を探しているって話を聞いたら教えて下さいね。子猫じゃなくてもいいですよ」とお願いされました。

それくらい気力いっぱいだったのですが。

でも、随分痩せてしまっていたし、以前と違って、お店でずっと座っていることもなく、客が来ると奥の部屋から出てくるといった感じだったので、しんどいのかな、と思っていたのです。

今回の入院もきっと、また元気になって戻ってくるつもりだったに違いありません。貼り紙に「しばらくお休みします」って書いてあったのですから。待っていたのにな。

いつも穏やかで優しい口調のおじさんでした。

寂しいな、ホント。

きっと猫ちゃんが迎えに来てくれたのでしょうね。

 

ありがとうございました。

 

今日のお弁当。

ハヤシライス。

大根とシソ、ツナ、コーンの和風サラダ。

マカロン。近所のプーブーの。

 

 

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