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スタッフの日々
冬に着るもの
2013年10月30日

このくらいの時期って、道でみかける人達の服装がそれぞれで見ていてとっても面白い。

早くもダウンコートを着ている人もいれば、Tシャツに薄いセーターを肩にひっかけているだけの夏の名残りのような人も。

確かに朝早く家を出る人は寒いと思います。といっても、uggみたいなモコモコブーツにダウンにマフラーというスタイルはさすがに早いでしょ!って突っ込みたくなりましたけど。真冬になったら何を着るのかしら?

でも朝の犬散歩はそろそろ手袋が必要だと感じるようになりました。手がかじかんでしまうのです。

夏の間は犬の為に早朝に起きて散歩に行くのですが、「あー眠い、早く涼しくならないかなー」って思うのですが、だんだん寒くなってくると真冬の散歩の辛さを思い出してくるのです。すっごく寒いですから。やっぱり夏のほうが楽だ。着込まないでいいし、ベッドから出るのも辛くないし。そうそう、思いだしてきたー。

そして寒くなると気になるのが毛皮。

ザ・毛皮といったコートから、襟元だけについたもの、靴やバッグなどの小物まで、色々なところで使われていて、老いも若きも男も女も身につけています。お店でも沢山見かけるようになります。悲しいなあって思うのです。

毛皮を身につけている人は、その毛皮がどうやって作られているのかをきっと知らないのだと思うのです。私も昔は知らなかったです、というより深く考えていなかったというのが正しいかも。

お尻に電気を流しこみ、感電させて殺したり、撲り殺したり、生きたまま皮を剥いだりすることも多いのだとか。お金がかからず毛皮を傷つけないからという理由です。痛みを感じずに死ぬということがないのです。それどころかかなり長い時間痛みに耐えなければならないはずです。酷いですよね。

そしてその毛皮になる前も、身動きが取れないような狭い檻に入れられ、「生かす」ということしかさせてもらえない日々を送らされるのです。人間だったら気が狂ってしまう環境です。

これが人間のファッションのためだけに取り扱われる命の現実なのです。

それを全て理解していて、それでも毛皮を身につけようとするのならば仕方のないこと。他者を自分に置き換えて考えることができず、無意識にでも人間とそれ以外の生き物で命の重さを区別してしまう人なのでしょう。

「この現実を知った今は新たな毛皮製品を手に入れることはないですが、今自分の持っている毛皮はそういうことも考えながら大切に着ていこうと思っています。その死を無駄にしたくないですから」といった人もいました。

それはそれで正しいと思います。

私も毛皮のコートを持っています。この事実を知らなかった15年以上前に義母からプレゼントしてもらい、愛用していました。本当に暖かいので、娘の赤ちゃん時代はダコビー(腰につけて赤ちゃんを前で抱っこするもの)に入った娘ごとすっぽりくるんで着ていました。

触り心地も最高ですし、寒いときには「あれを着たら暖かいだろうな」って思う時もあります。でも着ることはできないです。次の瞬間、この毛皮の持ち主達はどうだったんだろう、って考えてしまうから。

毛皮のバッグや靴もあります。もう身につけないけれど捨てられない。捨てるなんて申し訳なくてできないです。

そんなもの達がクローゼットの奥に眠っているのです。どうすればいいのかわからないまま。

この日記を読んで下さった方、ちょっぴりでも何かを感じていただけたら嬉しいです。

 

今日のお弁当。

豚肉生姜焼き。小松菜も一緒に。ご飯にのせて。

卵焼き。甘いタイプ。

アスパラガスの胡麻和え。

プチトマト。

チーズ。

みかん。

 

 

 

 

 

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