2013年10月10日
ツイッターで毎日何かひとつはつぶやこうと思い、サイトを開くと、フォローしている方々のつぶやきが沢山目に入ってきます。それをみているとつい、つぶやき損ねて・・・
フォローしているのが動物関連が多いので余計に見入ってしまうのです。
その中には里親募集のものも多いのですが、世の中には本当に色々な種類の人間がいるんだな、とつくづく思います。
今日は2歳のゴールデンレトリバーの里親募集がありました。
リンクに飛ぶといくつも写真があったのですが、昔飼っていたカンタによく似た子で。
カンタは悪性リンパ腫に罹り、4歳5ヶ月で死んでしまったのですが、普通のゴールデンよりかなり濃い毛色、目は小さくて長い顔という、特徴的な外見でした。
あっ、似てる、と嬉しくなってしまったのですが、どうやらその子は『突発性激怒症候群』という先天性疾患があるらしいのです。
突発性激怒症候群というのは脳の疾患で、突然脳になんらかの異常が生じて攻撃的になってしまうというものです。癲癇の発作のように突然起こり、落ち着くとケロっと、それまで自分がしたことを覚えていないというものなのだそう。
普段はおとなしく飼い主に忠実な子でも、発作が起こると物にも他の動物にも、もちろん飼い主にも、周りに存在するものに襲いかかってしまうので、里親を募集しているそのゴールデンも保護団体のスタッフの指に一生麻痺が残るような発作を起こしてしまったのだそうです。
きっと元の飼い主もその発作をどうすることもできなくて、2歳という若い子を手放してしまったのでしょう。獣医さんの中にもこの突発性激怒症候群についてよく知らない人がいるみたいなので、普通の人だったら、何もわからないまま、ただ手に負えなくて、、、という流れなのでしょう。
たとえわかったとしても治療法がないので、そういう発作が起こることを理解した上で一生付き合っていくか、安楽死。その2つしかないのですね、飼い主は。
この保護団体では犬歯を削り、口輪をして生活させることにしました。
普段は本当に穏やかで他の保護犬とも仲良く過ごせるいい子なのだそう。だから、こうやって人間側が色々な手立てを考えていくことで、この子の犬生をまっとうさせたい、そしてそういった諸々を理解してくれる家族にめぐりあい、先天性の疾患に負けずに幸せになってほしいと思ったのです。
すごいですよね。
不幸な動物を保護、世話をして新しい幸せをみつけていくという活動だけでも素晴らしいのに、その上でこういった決断をするというのは愛以外にはないと思うのです。
その一方で、長年一緒に暮らしたペットを年老いて世話が大変になったからと捨ててしまう人もいる。自分の利益しか考えずに酷い扱いをするブリーダーがいる。
同じ人間なのにね。わからないな、って思います、ホントに。
今日のお弁当。
ビビンバご飯。下には母お手製の焼き肉のたれで味付けした牛挽肉が敷いてあります。
洋梨。