スタッフの日々

一時預かりボランティア
2012年04月17日
今、実家で犬の一時預かりボランティアを考えています。
昨年末、19歳になる猫を亡くし、寂しい思いをしている両親。
でも、今から仔犬や仔猫を飼うのは年齢的に難しい。
だから躊躇していました。
「だったら成犬や成猫の里親になればいいじゃない」
そう両親にいいました。
母はすぐに「いつでも里親募集中」というサイトを見始め、いくつかの団体に問い合わせてみました。
結果は、、、なかなか難しいようでした。
原因は年齢制限。
例えば今5歳の犬を迎えるということはこれからあと10年近く一緒に暮らすことになる。10年後、今と同じように世話ができるでしょうか、という理由。
小型犬じゃないほうがいい、という希望も難しかったのでしょう。猫は犬より長生きですしね。
もし、飼い続けるのが難しくなった場合はどなたかいらっしゃいますか?という質問に、「娘達がいますが、そういった後見人がいないと飼えないんですね。わかりました」としょんぼり。
実際、私も妹も動物が大好きですし、引き受けることはきっと難しいことではないです。
だけど、そんなことではなくて、自由に自分の意思だけで里親にさえなれない、ということにショックを受けたようです。献血だってできないのよ、もう、なんていってましたし。
保護団体側からみれば当たり前のことなんですけどね。でも、ショックを受けた母の気持ちも理解できました。
「じゃあ、一時預かりなんてどう?」
一時預かりというのは、里親が決まるまでの間、一般家庭で預かり飼育するというボランティアです。
「そんな。一時預かりなんて情が移ってしまって離せなくなっちゃうじゃないの」
確かにそうです。ということで、そういった両親の事情をお話して、理解してくださった保護団体の方にボランティアの登録をさせていただくことにしました。
なんとなくウキウキしている両親。
私も娘も妹もワクワクしていますが。
やっぱりいいですね。
それにしても、保護団体の方々には頭が下がりますし、尊敬と感謝しかないです、本当に。
生き物を育てるって、きちんと向き合えば向き合うほど心も時間も取られます。でもそれは家族として過ごしているので幸せ。
だけど保護団体の方は飼い主の放棄等で殺処分間際の動物や不幸な生活を送っている路上の犬猫たちを「命を救わないと!」という信念で活動しているので、悲惨な状況や人間の嫌な部分を沢山見ることになるでしょうし、施設やスタッフの規模などで諦めなくてはならない命を目の当たりにして自分たちの無力さに打ちひしがれたりすることも少なくないと思うのです。
それでも見て見ぬふりはできない。一日を目いっぱい使ってクタクタになっても、翌日には新たな命が捨てられて。
大変ですね、なんて、軽々しく口にしてはいけないほどの苦労や努力や信念を持って活動しているんだろうと思います。
足元にも遠く及ばないですが、少しでもそんな活動のお役に立てることができれば。
私にできることは、そういう活動があり、新しい家族を待っている動物達がいることを周りに伝え、命の大切さを考えてもらうこと。
そのくらい、、、です。。。
今日のお弁当。
マカロニナポリタン。
鮭とブロッコリーとプチトマトのバジルソースサラダ。
キウイフルーツ。