スタッフの日々
沖縄報告3
2011年08月31日
またまた沖縄旅行。
久高の滞在を終えて1泊は北谷にある「ビーチタワー沖縄」に宿泊。
ここは子供たちにぴったりなホテル。ふくろうやオウムがロビーにいたり、サルやリクガメ、ヤギ、犬などもいるんです。温水プールもあるしね。
大人たちは温泉施設がお気に入り。ここのお湯、つるつるになるんです!
未就園児2、中学生1、大人5の合宿状態での宿泊でした。ホテルなのにね。でも面白かったですよ。
今回、絶対に行こうと決めていたのが「ひめゆり平和祈念資料館」
娘の夏休みの宿題「資料館レポート」がきっかけなのですが、日本人なら一度は行かなきゃいけない気がして。かわいそうだから嫌だ、という娘を説き伏せて選んだ題材。
重かったです、本当に。涙が止まらなくなりました。
だけど行ってよかった。
娘は途中で「やっぱり書けないよー」と泣きごとをいっていたのですが、壕のレプリカの前で説明員の方にお会いしてから「やっぱり書く!」と。
説明員の方は当時のひめゆり女学生。日替わりで数名がお話してくださるそうです。今はもう全員が80代だとか。
その方が娘を見ると「あなたのようなお嬢さんをみると、もう絶対に戦争はしてはいけないって思うの。あなたがお友達や周りの人に伝えてね」と、娘の腕をさすりながら涙ぐんで。
多分娘が当時の自分達と重なったんだと思います。背丈や年も近いからかもしれませんが、やっぱりこのガリガリな感じが一番近かったんじゃないかと。。。
私も娘たちとなんだか重なってしまって。
ひめゆりの女学生たちはセーラー服を着て、英語を学んだり、女性が社会で自立していくことを志とした女子校の生徒たち。過酷な状況でも讃美歌をうたったり、英語の歌や流行歌をくちずさんで耐えていたのだそう。
つらかっただろうな、苦しかっただろうな、って。
生き残ったら残ったで、振り向いたら隣りにいた友達の顔が吹っ飛んでいたところや苦しみぬいて死んでいく様子、ビクビクしながら暮らしていた自分の心なんかを事あるごとに思い出してしまうでしょうし、自責の念にもさいなまれていたはず。
心に残った傷はそう簡単に癒えるものじゃない。いや、きっと癒えることなんてないんだろうな、って。
説明員の方は「原発のニュースをみると、本当に恐ろしいって思います。心が痛みます」って。
戦争では一般の人には本当の状況を知らされていなかったし、一種の洗脳状態だったから、本来であれば死ななくてもいい大勢の命が奪われてしまい、皆の心に深く大きな、癒えることのない傷をつくってしまった。恐ろしいことだよね。
政府は国民にきちんとした情報を伝える義務があると思う。同じことの繰り返しにならないように。
私達ももっと敏感にならないと。
うん。行ってよかったです。
今日のお弁当。
海ぶどう丼。久高島の海ぶどう。ご飯にかつおぶしと一緒にのせて、卵を落としてお醤油をちょっと。久高島の海ぶどうは絶品です!
コロッケ。社長が自宅近くのお店で買ってきてくれました。うまい。
kei