スタッフの日々
今日のニュースで思ったこと
2011年01月07日
今日のニュース。
奈良県の「山本病院」(すでに廃院になっているそうです)が、必要のない心臓手術を140人にしていたことが循環器内科医の鑑定によってわかったというもの。
ひどい話だ。
わからないでしょ、患者には。お医者さんが手術をしなければ、といえば、そう思うのが普通。
この病院、ホームレスの人を積極的に受け入れていて、生活保護からその報酬を受け取っていたらしい。
ずるいよね。セカンドオピニオンなんて考えられない状況の、そしておかしいと疑ったり、意見をいう家族も少ない人たちを狙うなんて。「狙う」っていっていいと思う。
こういう人って、どんな経緯で医者になったんだろう。
親や親戚が医者だから考えるまでもなかったのか、それとも安定した収入や世間の尊敬を得たいから?
最初は「人を助けたい」という理念があったのかしら?
「お医者さん」って、普通の職業ではないと思うのね。専門にもよると思うけれど、人の生き死にに近いし、他人から信頼され、頼られる仕事だと思う。
毎日が患者さんと向き合っているのだから医者側からすれば沢山のなかのひとりなのかもしれないけれど、患者側からすれば大事件だったりするわけで。悩んだり、弱ったりしているのです、多かれ少なかれ。
だから、志を高く持ってほしいなぁと思う。真摯に対応して欲しいし、慣れて欲しくない、仕事に。
そして医者という職業に胡坐をかかないで欲しい。医者だって患者あっての商売。偉くもすごくもない。
いや、沢山勉強して国家資格をとったのですから、すごいですよ。尊敬します。だけど、世の中の人は医者という職業の人に崇めたような態度をとる人が多いでしょ、勘違いしてきてしまうのではないかと。自分ってすごいんだ、って。
同じ説明を子供がしても半信半疑なのに、学がある人がいうと納得しちゃう、すごいなって。そんな感じ。それがお医者さんの日常なのではないかなって。
何がいいたいかって、
「お医者さん」は人としての美しい心を持ち続けることがとっても大切だってこと。
なかなか難しいかもしれないけれど。
クールじゃなければできない仕事でもあるとは思うけれどね、それでも他のどの仕事よりも人に寄り添える心を持っていて欲しいなぁ、と思います。
kei