スタッフの日々

しょんぼり娘

2010年05月26日

昨日、娘が学校からしょんぼり帰ってきました。

給食の時間、別のテーブルに座っていた数人の友達が娘の悪口(友達いないよねー等)をいっていたらしく、それを給仕当番のAちゃんが聞いてしまったのだと。

Aちゃんは娘と仲良しのため「なんでそういうこというのっ私は友達だよっ!」とその場で怒り、後から娘に伝えたことからわかったらしいのです。

大人からすれば「本人が傷つくからいっちゃいけないでしょ」と思うかもしれませんが、その悪口をいった子の中にはAちゃんや娘と一緒に帰っている子もいたので余計に腹が立ち、なおかつそれをきちんとその子にいうべきだ、という気持ちで教えてくれたんだと思います。

もう娘はショックでショックで・・・

多分その子も他の子もひとりだったらそういうこともなかったと思うのですが(実際、あまり仲の良くない子はひとりいたそうです)、グループになってしまうと周りに同調しないとダメ、みたいな感じになってしまったのかもしれません。

娘も一人っ子の上、気が強いところがあるため、友達と遊んでいても「違うものは違う!」と折れることができなかったり、自分の価値観を押し付けてしまったり、わがままなところがあるのだろうと思います。

だけど、いつも遊んでいる友達の悪口をいったり、陰でいじめたりといったことはしないですし、そういうことをする友達の心が理解できないのです。

ま、女子校育ちの私からしてみれば、女の世界なんてそんなのざらよー、っていいたいところですが、それじゃあねえ。。。

思えば私も表ではいい顔をして裏で悪口をいったりするのが大嫌いで、学生時代に毎日のように見かけるそういった人達に?でした。

嫌なら本人に直接いえばいいじゃない、っていったこともありますし、仲間外れになった子に声をかけていたりしていました。だって、グループによっては本当に毎日のように起こっていたんですから。

娘には自分の経験を話し、「これから、そういうこと、まだまだ沢山あると思うよ。だけど、そういうことをする人は弱い人なんだから気にしない強さを持ちなさい。そしていわれるには何か理由もあるはずだから、自分でそれがなんなのかも考えなさい。」っていいました。Aちゃんみたいに思ってくれる人を大切にしなさいとも。

女の子同士は楽しいこともいっぱいあるけど、こういった面倒くさい部分も絶対あります。 中学生になっても高校生になっても、大学生でも会社でもママの中でも。

だけど、、、仕方ないよ、って片付けられるほど、大きくなっていない娘。

まっすぐぶつかっていくとますます心が痛むかと思います。 周りと同調できないと仲間外れになることもあるかもしれない。

でも、人と違うのはダメ、真意は違っても多数に従うのが正しい、というのって、果たしていいのでしょうか。

意味もなくターゲットを決めて仲間外れにしている子に同調して同じことをしている子のママに「仕方ないんじゃない?そういう子なのよ。逆に自分の価値観を押し付ける子はどうかと思う。」といわれたことがあります。

でも子供って多かれ少なかれ、自分の考えが全て正しい、って思っているものですよね?子供のエゴ。

それが友達や兄弟、様々な人と関わり、社会生活をしていく上で、衝突したり、相手の考えに共感したりしながら、自分の内面を形成していく=成長なのではないでしょうか。

周囲の空気や自分の立場ばかりを気にするのはまるでプチ大人。だけど大人じゃないから内面は決して出来上がっていない。その前に取り繕うことばかりを学んでしまって、自分や他人の心の機微、向き合うことをおろそかにしてしまっているような気がしてなりません。最近の子供の国語力が劣っているのはそういうこともあるのではないかな、なんてことまで思ったりして。

大人にとっては扱いやすい子供ですけど。ものわかりのいい子っていうのかな。

それって怖いと思う。自分の気分で友達を傷つけるのが仕方のないこと?それはどんなに小さい子でも叱るところではないの?

娘にはそういった要領のよさを持たずに大きくなって欲しい。だけど、私も友人にいわれるように、それはちょっと疲れる生き方でもある。

親として人としてどうすればいいのか、どう伝えればいいのか、、、ちょっと考え込んでしまいました・・・

kei

 

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