スタッフの日々
エヴァちゃんの新しいおうち
2020年11月17日
一般家庭でどんどん増やしてしまい、多頭飼育崩壊したところから引き出されたチワワミックスのエヴァちゃん。
里親希望者が現れ、トライアルにでたのですが、そこで「分泌物が出る(肛門腺だったみたい・・・)」と病院に連れていくと、「目が気になる」と、専門医を紹介され、「網膜変性症で2年以内に失明する」と診断を受けてしまいました。
それならば返したい、となり・・・
うーの目の病院でセカンドオピニオンを受けることになり、その結果は「2年で失明するとはわからない。3年かもしれないし、もしかしたらもっと先かもしれない。」ミックスの場合は統計が出ないのではっきりしたことはいえないのですって。
今がみえているのだし、徐々にみえなくなるのであれば犬はそんなに気にならないはず。人間ほど視力に頼っていないし、悲観することもないから。
「私ならば一度引き取った子にそんな診断が出たら、余計に返さないけれど。」
というと、「初めて犬を飼ううちだから仕方がないよ。みえなくなるって知ったらショックだよ。」とエヴァちゃんと里親希望者を繋いだ団体関係者さん。
そんなものかしらね。命を引き受ける覚悟がないとしか思えないけれどね。
「ま、よかったよ。そんなうちの犬にならなくて。」そう答えるとともに、絶対にいい里親さんをみつけてやる!って心に決めたのでした。
うふふ。
決まりましたよー。
動物と共生するグループホームを作った友人がエヴァちゃんの事情を知った上で、「可愛いね。うちで引き取らせていただきます。」
ということで、お届けにいってまいりました!
「来るまえにドッグランも作っておくからねー」といった通り、日当たりのいい場所にドッグランがありました。
スタッフのみなさんが温かく優しく迎えてくれたおかげで、臆病で固まりがちなエヴァちゃんも自由に動き回っていました。
すごいのですよ!
かかりつけ獣医師、トリマーさん、ドッグトレーナーさんも手配済み、床も全部滑らない仕様になっています。
昼間はスタッフルームやリビング、外を行き来できるし、夜はスタッフのお姉さんのお部屋で眠るんですって!
よかったねーーーー!
「今月末には県の殺処分予定の子を譲渡してもらいに行く予定。まだ4~5匹は迎え入れるつもりなんだ。」
素敵。
「なるべく中型で和犬ミックスの成犬にしてね。そういう子が一番里親が決まりづらいから」というと、「そういう子は大歓迎だよ!」
ただ、個人宅でない施設が譲渡してもらうのって結構ハードルが高いのだそう。
エヴァちゃんが幸せになることで、そういう問題がクリアになるといいよね!
エヴァちゃんの仲間がどんどん増えますように。