スタッフの日々

ヘタレな茶太郎だけど

2020年10月21日

 

これ、どっちも同一猫です。それも同日撮影。

うちの茶太郎です。

猫って瞳孔で全然写りが変わりますよね 笑

 

茶太郎。3歳の男の子ですが、これがまあ、ヘタレで。

デカいのに。

1歳になったサビ猫のカスレは末っ子だからか、賢いからか、犬達から一目置かれた存在なのに、この茶太郎は八つ当たりされたり(うーを叱ると茶太郎に飛びかかって行ったりね)、追い掛け回されることも。

まあ、自分も悪いのですけれどね。人のそばにいると気が大きくなって突然猫パンチをくらわせたりするから 笑

基本的には我が家の犬猫はみんな仲良しで一緒に寝ていたりしますし、茶太郎なんかは犬散歩などで犬が留守になると玄関で待っていたりします。仲間意識はバッチリ。

ただ、うちのチビ茶うーはものすごいハイパー犬なので面倒なことが沢山だった上に、今度はセーラが。うーとセーラはまあよく遊ぶしバタバタと動いているので落ち着かないのです、家の中が。

うーがうちに来た時も茶太郎はしばらくストレスで目ヤニが出たりしましたし、この春夏の仔猫達が次々来ていた時も超不機嫌で食べ過ぎで吐くこともありました。カスレの時ももちろん荒くれ者になりました。

それも少し経つと慣れていき、いつの間にか遊ぶようにもなるのですけれど。

娘は「茶太郎がうらぶれた顔をしているかわいそうだ。」といいます。

そしてそれはなるも同じ状態で(なるもヘタレなのでセーラに思いっきり組み伏せられてあえなくチーン、一番いい場所をセーラに取られることになったのでした 笑)、確かにかわいそうですしちょっと不憫。

いわゆる「一番上の子あるある」です。人間でも長男長女は下が生まれるとかわいそうなくらい我慢させられますよね。そっくりです。

だから預かりはしない、他の動物は飼わないという考えの人もいると思うのですが、私はそうは思わないのですね。

そういう経験もあってもいいんじゃないかと思うのです。

喧嘩ばかりして怪我が絶えない、いじめられ続けて精神的に不安定になってしまったというのであればそれはやめるべきだと思いますが、最初の1ヶ月なんて慣れなくて当たり前。お互いが初めての相手ですし、もっというならば新しく来た子は完全アウェイの環境に入るのです。仔犬や仔猫であればそれでもすぐになじんできますが道理が分かる月齢になればそれは大変なこと。

先住動物達はいろんな形で自分のテリトリーに入ってきた子を観察して試します。その間にストレスになることもあるでしょうし、不機嫌な顔や寂しい顔、体調を壊すことも出てくることもあります。

そんな色々を経験していくうちに動物達ってすごく精神的にタフになっていくんじゃないかなって思うのです。

飼い主がちゃんと先住達に気を配ってあげさえすれば大丈夫だと思うのです。

愛情を分け与えるのではなく、増量すればいいだけ。

人間側はちょっと大変ですけれど。だけど、それも人間側のキャパシティを大きくする機会ですから。

私が素敵だなと思う人達はみんな懐が大きく強くて優しい。

というよりも強くないと本当の意味で優しくはなれないから。

自分の意見をきちんと持っていて芯がブレない。

だから何があっても対処できるし、何を言われても気にしない。それが強がりではなくサラッと流せちゃう。

かっこいい人達なのです。

いつも色々な保護犬を預かるおうちにいる一番トップの犬は、まさにそんな感じ。威圧することは一切なく、いつも優しくおっとりしているのにどの子もみんな彼女に一目置くのです。「本当に強く大きなオーラが出ているんだろうね」と人間達も尊敬しているのです。その子も酷い飼い主から逃げ出して何ヶ月も隠れて放浪していた元保護犬なのですけれどね。

我慢をしたり辛い思いをすることは悪いことばかりじゃないって思います。

せっかくこの世の中に生きているのだもの、それを糧にして誰かの心の支えになれたらいいですよね。

なるも茶太郎も少しずつ大きくなっている!

と思います 笑

 

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