スタッフの日々
福島で保護された猫さんで嬉しかった話
2020年04月30日
東日本大震災以来、被災地福島へ給餌、保護活動をずっと続けているナツミント(CDCA)さん。
被ばくの可能性があったのに立入禁止区域に入り、残された動物達の為に東京から通い続けている人。
そんなナツミントさんに「コロナの影響は?困っていることや必要なものはある?マスクは?」と聞くと、
「福島で保護して、今、福島の病院で預かってもらっている子なのですが、耳下腺癌かも、長くないかも、といわれていて。今、コロナの緊急事態宣言で現地に入るのがなかなか難しいのですが、来週には現地に行き、その時にこの子も引き取る予定です。そして、宮城の病院で詳しく検査をしてボランティアさんが預かってくれることと言ってくれているのですが、多頭飼育家庭なので躊躇しています。」と返答がありました。
猫エイズ陽性なんだわね・・・
何かできないかな、、
宮城。。。
チャリティイベント「幸せシェアの会」の大功労者、東北支部長(って勝手に決めています 笑)Yさんは宮城在住。つい先日、愛猫さんを看取ったばかりだったのだけど連絡をしてみることに。
家族と相談しながら夜まで考えてくれて、「やっぱりまだ気持ちが・・・」
そうよね。そうだよね。ごめんなさい。
うーーーーーん。どうしよう・・・うーーーん。
悩んでいると、Yさんから電話が。
「みつけた!預かってくれる人!!!」
えっ?
ずっと探してくれていたみたい。
よかったーーーー!!!
ナツミントさんもホッとしていました。
「検討するね」とか「聞いてみるね」とか「見つかるといいね」などと言ってくれる人は結構います。
でも自分のことのように真剣に向き合ってくれる人はそんなに多くない。
ましてや健康な仔猫ではなく、治療が必要な状態の成猫。
「ああ、大変ねえ」ってスルーされることのほうが多いと思います。犬でも同じ。
本当に嬉しいです。
いつもいつもありがとうございます。
預かるといってくれた方にも心から感謝申し上げます。
(独り暮らしの男性ですが、元々、フレキシブルな仕事だし、こんな状況だから暇で時間があるからじっくりみていられるよ、といってくれたそうです。ご自身もきっと大変なのにね。泣けます。)
推定10歳、人が大好きな女の子。
震災の前後に生まれたんだろうね。
もしかしたらどこかその影響を受けてしまったかもしれないね。
この子が手術を受けることができて元気になりますように。