スタッフの日々
最低男
2019年08月16日
婚活アプリである男性と知り合った年下の友人。
話を聞いているとなんとなく引っかかるものがあり、「気をつけてね」と言っていました。
本人も随分慎重に考えてはいたけれど、男性のマメさ、アプローチのすごさに魅かれていき、「付き合うことにしました」と連絡がありました。
それからしばらくは幸せそうで、「仕事がハードでなかなか会えない」「体調が悪かったのに、迷惑をかけたくないからと遠慮をされていたのがなんだか寂しい」などと愚痴なのかノロケなのかという話をしていました。(とはいっても毎日連絡をとり、週に1度は会っていたようなので、それって充分じゃない?と返していたのだけれど。)
「でも、婚活アプリをまだ続けているのようなのです。もうやめたといったのに、そっとみてみるとまだ動かしているみたいで。」
なんだかな、、、大丈夫かな、、、
最初からあまりにも強引に「付き合いたい」「あなたが大好きだ」などと言っていたようだし、その割にはやめたといったアプリを継続?おかしいなあ、心配だなあと気になっていた私。
そしてつい最近。
夜中に友人からLINEが来て、「夜分にすみません。今、彼の妻と名乗る人から電話がありました。『彼ともう会わないで。付き合いを続けるのであれば訴えます。』といわれました。」
キターーーーー!!!!
「今、彼は妻の実家に来ているそうです。今電話しても出ないですよね?」
今ってもう夜中の2時過ぎだよ、今日はもうやめておいた方がいいよ。明日の朝、電話が欲しいとLINEするのがいいのでは?
と答えました。
友人はその通りに翌朝連絡をしたところ、「何?どうしたの?」と電話が。
友人が「私に話すこと、あるでしょ」というやりとりをした末、既婚者だったことを認めました。「離婚するつもりで別居しているんだ」とも。
でも、昨日の電話で妻は友人に「動物飼っているでしょ。洗濯物に動物の毛がついていたから」といったそうで、「洗濯をしているってことは別居なんてしていないですよね」と。その通りだ。
最低だ。
この男、そんな最中にもアプリで物色していたのです。
友人の友達がわざとアプリに入り、近づいたら接触してきたそうなのです。
最低だ。
きっと全部嘘。
別居も離婚も友人を愛しているということも。
友人はひとりで泣いて泣いて、彼に関する色々な内容のLINEを私にしてきて。
それでもどこかで彼を信じたいと思う友人の心がちらほら見え隠れして、腹立たしいやら切ないやら。
「私が愚かなのです」
違うよ。相手は騙そうとしていて、こちらは誠実に素直に彼の言動を受け止めているんだから、騙されて当たり前。
でもね、彼は反省なんかしないよ。自己中だからこそ、自分のしたいこと、やりたいことをして、友人にしろ妻にしろ、周りを傷つけていることに対して口で言うほど悪いことだなんて思っていないよ。
仕方ない、くらいの思いだよ。きっと自分の心にも勝手な言い訳をして自分の行動を正当化するよ。
友人に「既婚者だと知らずに付き合ったのだから妻は私を訴えることはできない。逆に私はあなたを訴えられるわよ。法的以外にもいろんな形であなたを追い詰められるわよ」っていいなさい、といいました。
そうすれば、彼はきっとビビって連絡をしてくるはず(しばらく未読スルー、電話も出ない状況でした)だから。
そして、今まで言われたことなどを覚えている限り、彼にLINEしておくといいと思うよ。証拠になるから。「あなたこういったわよね?」って。
案の定、彼から「会って話がしたい」と連絡があり、会ったそうです。
そこでは、とにかく謝るばかりで言い訳もなし。ただし、別居は本当で、「こんなことをして君と一緒にいる資格はない。今後どうするか(付き合うかどうか)は君が決めて」といったそうです。
やっぱりね。
嘘です、きっと。
妻と離婚するつもりはないでしょうし、こうやって真剣な付き合いだった感をアピールしつつ、今後何か起こっても友人のせいにできるようにしているのでしょう。
あざとい。
私ならば彼から慰謝料としてお金を払ってもらって別れるけれどね。
どんな理由があるにせよ(ないにせよ)、信じていた相手の心を傷つけたのだから、それなりの謝罪は必要で、この世の中、言葉だけで済むなんて思っちゃいけない。
特にこういう人の言葉なんて全く当てにならない。
じゃあ、他にどんな謝罪方法が?といえば、そりゃあもちろんお金ですよね。もしくは(及びでも)社会的制裁とか。
相手の時間や心を自分の都合で奪って、ごめんなさい、で済むのは大人ではありえない。
それなりの対価を支払うべき。素直に。
それがせめてもの誠意ってやつですよ、ねえ。