スタッフの日々

お墓まいり

2018年08月15日

「毎年この時期になると、あっ、お墓まいりに行かなくちゃ、って思うんだよね。それも〇〇(元夫のほう)の。呼ばれているような気がするんだよ」と娘。

私の母方の祖父母のお寺と元夫の父方の祖父母のお寺は目と鼻の先なのですが、普段、何かの用事のついでに立ち寄る時は私のほうのみ。もう私とは関係がないので行くのもためらわれるのですが、そんな理由でお盆は私の父方、母方、そして元夫の父方のお寺をおまいりします。

そしてそのたびになんとなく悲しい気分になるのです。恐らく娘もそう思っているのではないかな。

元夫の父方のお墓はとても大きく(多分そのお寺でも一番の大きさ)立派なのですが、いつも荒れ放題で誰かが訪れた形跡がないのです。

結婚していた頃は義母が必ず一番に行き、掃除をしてお花を供えてくれていたので私達が行く時は綺麗な状態だったのですが、ここ数年は元夫や義弟はおろか、義母も行っていないんじゃないかなって感じなのです。義父も義父の兄弟やその家族も訪れているとは思えないですし。

別にお墓まいりを絶対にしなくちゃいけない!とか、お墓は守るものだ!なんていう気持ちはないのですが、きっとかつては名刺入れに沢山の名刺がいつも入れられていて、お花も沢山供えられていたんだろうなと思うと、その時代を知っているならば、そして故人を知っているのであれば、お盆と年末くらいは手を合わせに行ってもいいのになあって。

離婚を考えていた時、視える人達から「あなたは〇〇家を守る為に先祖にいさせられているのよね。あなたしか守る人がいないから。」と何度もいわれました。離婚したいなら〇〇家の為にするべきことを終えてからにするといいわよ、とも。

するべきことって?と聞くと、それはそのうちにわかってくるから、なんていわれました。

今もそのするべきことというのはわからないのですが、でも、家族の為にできる限りのことをして、私や私の育った家が思う「家族」ってこういうものだよ、ということは伝え続けたつもりではいます。

だから余計に寂れたお墓は悲しいです。

この2日で3つのお寺に行きました。

やっぱり元夫の家のお墓だけは枯葉がこんもり、苔がついている状態。お花が置かれた様子もない。

蚊がすごかったので、とりあえず、ザザッと掃き掃除をし、娘もザッとですがたわしでお墓を磨き、お墓を後にしました。

娘は「(元夫)やばあばを守って下さい、ってお願いしたよ。」

ホントだね。

娘にはいいませんでしたが、私も同じこと(に娘も加えて)をお願いしました。

 

 

 

 

 

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