スタッフの日々

とびの気持ち

2015年07月31日

妹が昨夜お風呂に入っていると、とびが現れたのだとか。

妹は身近な人、動物が亡くなった日にお風呂に入っていると必ず現れるのだそう。

とびは最期の様子を妹に映像で見せ、なんだかわからないけれど皆が泣いている、どうしたんだろうと私の横で舌を出して私をみつめているのだとか。何が起こっているのかわからずに、ただ泣いている私達が心配で私の腕をなめていたのだとか。

そして、こういったのだそう。
 

「あれっ?身体が動く 。
あれっ?何だか軽い 。
痛くないよ 。
すこし眠ろうかな。
置いていかないで 。
置いていかないで…って言っていたんだよ 。
お家にいてって言おうとしたんだよ。
側にいてっていったんだよ。

沢山美味しいやつ食べたくなかったから…。
でも今は食べられるよ 。
 ちいたんが お口にくれたやつ食べようとしたよ 。
…側にいられる。
みんなといられる。
楽しかった 。
もっと一緒にみんなと遊びたかったよ。
公園… あの猫の匂いがたまらないんだよ。
 またみんなといられた 。 楽しかった。」

今日、妹がお花を持ってきてくれたので、「あの意味がわからないんだけど」というと解説してくれました。

「とびはね、すごく眠たかったみたい。呼吸が苦しくてよく眠れなかったから。体が急に楽になったから、眠くなったんだよ。そして、ここ最近のことを嬉しかった、楽しかったっていってた。代々木公園に連れて行ってもらったこと。皆と過ごしたこと。離れてしまった家族が集まってとびと過ごしたその公園のひとときがとっても楽しかったんだって。」

そうか。

そうだよね。

やっと気持ちよく眠ることができるようになったんだよね。

寂しがりやで甘えん坊のとびはいつでも皆といたかったんだよね。

「とびはしばらくそばにいるよ」って妹はいいました。

私もそう思います。

昨日、我が家のテレビが突然動かなくなって。しばらくして直ったのですが、これもいつものこと。

誰かが死んでしまうと必ず電化製品がおかしくなるのです。突然に、そしてすぐに元に戻る。

死んだときだけでなく、今、ここにいるような気がするなと思う時も。

きっととびはすぐ横にいるに違いない。

そしてそのとびをお兄ちゃん犬だった大食や弟猫だったたろが迎えに来るために集まっているようにも思うのです。

だから寂しくないよね、とび。

 

 

 

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