スタッフの日々
女性誌VERYの炎上
2013年07月03日
ネットでみつけた話なのですが、お洒落ママ女性誌「VERY」のツイッターがある編集者のつぶやきで炎上したそうです。
その発言とはこちら。
『7月号予告③ 「断乳太り」の真実! 太るとか痩せるとかはともかく、男性からみると、自分の胸でミルクが生産されるという、珍・仰天・怪奇現象に平然としている女性というものに、生物的敗北感。』
これに対して、『平然となんかしてない。可愛かったおっぱいが変わってくの悲しかった。』と返した育児日記も書いている漫画家の女性に、
『なるほど、妊娠授乳中にうかつな男が近づかないように『可愛くなく』一時的にトランスフォームするわけですね。妊婦ヌードが売れないわけです。そういう問題じゃないか』とこれまた、とんでもないコメントを返したとのこと。
その女性は他にもこんなつぶやきを。『編集部アカウントの言う「男性からみると、自分の胸でミルクが生産されるという、珍・仰天・怪奇現象に平然としている女性というものに、生物的敗北感」って、生理現象(母乳)に対する敗北感じゃなくて、「平然としている女性の神経」に対する敗北感ってことでしょ。何でそんなこと言うの…』
『アカウントの中の人の考えが漏れちゃったんだろうけど、女性誌のアカウントに「男性からみると、自分の胸でミルクが生産されるという、珍・仰天・怪奇現象に平然としている女性というものに、生物的敗北感」って言われたのすごくショックだよ。女性誌には女性の悩みに寄り添っていてほしいよ。』
これは炎上しますよね。
すごいことになってしまい、編集部(で炎上させた男性)は『多くのお叱りの言葉をいただきました。女性の体は男性からみると不思議だ、ということを言いたかったのですがたしかに下品でした。気分を悪くされたみなさま申し訳ありませんでした。先程のツイートはVERYの公式な見解ではありません。謹んで撤回させていただきます。ごめんなさい。(FG.Jr)』とツイート。
これまた大きな怒りを買うことに気づかなかったのでしょうか。
男の人ってみんなこんな感じなのかしら。
実は私、娘を産んだ際、授乳に違和感を持ち続け、その違和感を持つという感覚が母親失格なのではないか、女性としていけないのではないか、と悩んでいたのです。
だって、突然胸から母乳が出てきて、赤ちゃんがご飯として吸うのですよ!あまりにも不思議で、なんだか自分が人間ではなくなってしまい、ただの乳タンクになっちゃったような気もしてしまって。
生まれてすぐに「母」になれる人がとても羨ましかった。授乳が幸せだなんて全く思えなかった。
だからといって、赤ちゃんが可愛くないわけではなくて、一日中抱っこして眺めていたいと思うくらい、愛おしかったのです。
出産も授乳も生々しくて、無意識に嫌悪感があったのだと思います。
素晴らしいことだとみんなが思っているから、気持ちはかなり追い詰められました。そんなことを口にしたら、娘にとても失礼で申し訳ないって思ったし。
そういう思いを抱えて妊娠・出産・育児をしている女性もいるというのに、「平然としている女性の神経」なんて、よくいえるよな、って腹が立ちます。
じゃあ、代わりに産んでくれるの?育ててくれるの?できないくせに、こちらの気持ちなんて理解できないでしょ。あなたの奥様はそうだったかもしれないけれど、少なくとも私は「平然と」なんてできなかった。
そして平然とできないことにも大いに悩んだのですよ。
このつぶやきをした人は副編集長だったらしく、最終的に会社としてお詫びのツイートをするとともに、この一連のつぶやきを削除したのだとか。
さらに腹立つ!
周りの女性達に袋叩きにあってしまえばいいのに。
腹立つわ~。
今日のお弁当はなし。学校がお休みでした。