スタッフの日々

はるかぜちゃん

2012年09月26日

はるかぜちゃん。今11歳。

ツイッターでのつぶやきで有名になった女の子。

モノの道理がわかった賢い大人のような意見、挑発や嘲笑に対する冷静な対応。

はじめてそのツイッターを見たときは「本当にこの子が書いてるの?売名行為のために大人が書いているんじゃないの?」なんて思いました。それくらい大人なのです。

「子供らしくない。可愛くない」

はるかぜちゃんがツイッターでよく書かれるコメントです。

それに対してはるかぜちゃんは「ぼく(彼女は自分のことをこう呼びます)は11歳で子供です。子供っぽくないっていわれてもよくわかりません」というような返事をします。

確かに。子供らしい、というのは自分の経験や子供時代を思い出して大人が勝手に作っているものだものね。

子供は幼くなければいけないなんておかしいですし。拙かったり、足りなかったりするほうが愛らしいですけれど、それも勝手に大人が思っていることだもの。

はるかぜちゃんはただ大人じみた話し方、言葉の選び方をしている=大人を真似ている子供とは少し違うと思うのです。

物事に対して、自分で考えたきちんとした意見を持ち、それを表現できる能力があるのだと思います。そして、自分を否定している相手に対して同じレベルで返さない冷静さがあります。

彼女の家族の悪口を書かれると「ムカつく」じゃなくて「悲しい」と返します。怒りじゃなくて悲しみの感情を持てること、表現できることは素晴らしいと思いません?

「大人」というのは、上記のような考え、行動ができる人だと思うのです。そう考えると、世の中の大人(成人)にはなんて「大人」が少ないことか。

大体、はるかぜちゃんのつぶやきやテレビでの発言に対して、目くじら立てて罵倒してくる大人に「子供らしくない」なんていわれたくないですよねぇ、はるかぜちゃん。だってその行為自体が「子供じみて」いるもの。

昨日、テレビにはるかぜちゃんが出演していました。

観ていた私はツイッターよりも子供らしいなという感想を持ちました、いい意味でね。大人に囲まれてやっぱり緊張して動揺している感じがしましたから。そして、自分の与えられた立ち位置をこなさなければと頑張っている、、、ように思えました。

娘ははるかぜちゃんが苦手だそうです。

私がはるかぜちゃんを褒めると、「本当は他の子供たちだって同じように考えたりしてると思うよ。だけど、はるかぜちゃんのように上手く表現できないだけなんじゃないの?」といいます。

だったら、表現できるはるかぜちゃんってすごいじゃないの。周りに流されず、自分の意見をきちんと自分の言葉でいえる人って立派だよ。大人たちの中でさえ、できない人も多いんだから。

「同じ」じゃないと弾かれてしまうことの多い日本ですが、どんな出来事、物事にも自分の頭で考え、自分なりの意見を持ち言葉にすることは大切だと思います。それは協調性がないというのとは違います。お互いが意見をいいつつ、相手の意見も尊重できるのが「大人の社会」だと思います。

 

 

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