スタッフの日々

画像: 江戸しぐさ

江戸しぐさ

2011年07月26日

ヤフートップページの特集にあった「江戸しぐさ」

前にも日記に書いたことがあったような気もするのですが・・・

いいですよね、江戸しぐさ。実際は1000近くあるらしいのですが、その中のいくつかを。

・七三の道:道のど真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは3割、残りの7割の道は他の人のためにあけておくこと。

・喫煙しぐさ:喫煙禁止の場所ではなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない。灰皿のないところでは喫煙をしない。

・こぶし腰浮かせ:乗合船などの座席に座っている人は後から乗ってきた人のためにこぶしひとつ分ずつ腰を浮かせて席をつくること。

・三脱の教え:年齢、職業、地位は聞かない。偏った見方を防ぐため。

・お心肥やし:自分の心を常に豊かにするように心がけること。

・おはようにおはよう:「おはよう」といわれたら「おはよう」と返すこと。

・束の間つきあい:たまたま居合わせた知らない人とも和やかに挨拶をし、軽い会話を楽しむこと。

・うかつあやまり:相手に非があったとしても「すみません」と自分が謝ることでその場の雰囲気をよく保つこと。

・肩引き:すれ違うとき、お互いに肩を引いて体を斜めにして通りすぎること。

・傘かしげ:雨の日に往来ですれ違うとき、お互いに傘を外側に傾けること。

 

どれも最もだ、と思いますよね。

「お心肥」とは教養豊かであることで、人の心が育っていなければ江戸っ子として認められなかったそうです。江戸っ子とは初対面であっても当意即妙な掛け合いをして相手を見抜ける、「打てば響く」その対応の切れ味が真骨頂とされていたのだとか。「お心肥」ができているからこその対応ということです。

その見抜く力を鈍らせないよう「年齢、職業、地位」は聞かないのだそうです。人物本位で人をみないと仕事で失敗してしまうかもしれないですものね。

「おはよう」に「おはよう」は挨拶をきちんと、という意味の他に、どんな身分の人に対しても失礼にならないもののいい方をしなさい、ということもあるそうです。店先で主人が番頭や丁稚に挨拶をする際には「おはよう」といったら「おはよう」、「おはようございます」といったら「おはようございます」と返していたとのこと。人の上に立つ人こそ、相手を尊重し、決してえらぶった態度やもののいい方をしてはならなかったそうです。

素敵ですよね、粋です。

現代社会は自分さえよければ、という個人主義がまかり通っている世界。自分の主張をするのは得意なのだけど、他人を思いやる心が足りない。足りないというより必要ないと思っているのではないかと思います。

悲しいですよね。どうしてこうなっちゃったんだろう。

江戸で江戸しぐさができていないと、田舎からのポッと出だと思われてスリのターゲットにされたりしたのだとか。

そういうのも粋!

電車で人の間をすり抜けるとき、「すみません」ってひとこといえばスムーズに通れると思うのに、大概の人は黙って押しのけて行きます。押されたほうは舌打ちしたり。

傘をさすことによって迷惑をかけていることに気づかないのか、道の真ん中を堂々と歩くので、周りの人がよけて通ることに。日傘をさす女性に多いですね、これ。畳んだ傘を振り回して階段を上ったり。ひっかかりそうで怖いのに。

すべてがちょっとした気遣い、思いやり。そしてお互い様。

娘と一緒に「江戸しぐさ」の本を読んでみようと思います。

 

今日のお弁当。

ささみの梅しそ巻き。マヨポン味。

もずくの天ぷら。久高島の民宿「小やどsawa」の佐和子さんに教えてもらったレシピ。スライスにんにくと沖縄もずく、天ぷら粉、顆粒だしを混ぜ、水で溶いて揚げたもの。スライスにんにくが決め手です。

マカロニトマトグラタン。トマトシチューの残りにマカロニを和え、とろけるチーズをのせて焼いたもの。

ふりかけご飯。

みかん。

 

kei

 

 

 

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