スタッフの日々
介助犬
2009年11月24日
22日夜。
さあ、寝よう!とつけっぱなしのテレビを消そうとしたら、ラブラドールの姿が。
つい手が止まって。
日本テレビ「NNNドキュメント09」介助犬を育成する九州のトレーナーさんの話。
盲導犬は随分普及してきたようなのですが、介助犬はまだまだ数が少なく、このトレーナー桜井さんも元々は盲導犬のトレーナーだったのですが、その状況を知り、九州地方で介助犬育成の道をスタートさせたそう。
その九州介助犬第一号が誕生するまでの700日。
盲導犬でもよくみかけるラブラドールレトリバーは元気で明るく人が大好き、という性質を持つ大型犬種。
その中でも性格による介助犬の適性にあった子たちが地道な訓練を経てやっと一人前に成長します。適性がある、と思われていても訓練中に難しいと判断されることも多いので一頭の介助犬を育てるのには沢山の費用や時間、人の手が必要だそうです。
桜井さんはノーブルという一頭のラブラドールを九州介助犬一号にしようと二人三脚で歩んでいた矢先、ノーブルが悪性リンパ腫で倒れてしまいます。本当にあと少し、というところで。
手術により、一命はとりとめたもののもう介助犬として働くことはできず、レイクにその道を譲り、レイクは晴れて九州介助犬一号に!
喜んだのもつかの間、ノーブルは桜井さんを朝送り出した後、そのまま息をひきとったのでした。
桜井さんの団体「九州補助犬協会」http://hojo.or.jp/
動物を相手にすることは大変な努力や忍耐、そして沢山の愛情が必要だと思います。
いやいやだったら絶対覚えないし、大好きな人がほめてくれるからいろんなことができるようになるのだと思います。
すごいですよね、動物って。犬って。人間よりもよっぽど崇高だと思いませんか。
盲導犬、介助犬、聴導犬、セラピー犬など、必要としている人も沢山いるはず。
もっともっと普及して、その存在を知らずに乗車拒否をされる、といった先日のような悲しい出来事がなくなればいいですね。
kei