スタッフの日々

明日はMRIです

2021年10月01日

 

10日前くらい前から白米はガクッと調子が悪くなり、脚に全く力が入らずに動けない、ご飯もほとんど食べない、トイレも間に合わない、つらそうに寝てばかり。それまでは1枚目のように体を起こすこともできたのに。


脳外科の先生に相談しMRIの日程を早めることにしました。

それまでの間、妹達とも一緒に、いろんなことを試したりご飯などを工夫したりとなんとか悪化しないように頑張っているところです。


調子のいい時は、頭を上げて周りに興味を示し、ご飯も食べられるようになり、(後脚の力はなくなったままなので歩くのはとても大変ですが)頑張ってトイレに向かってみたり(支えていないと倒れてしまうのですが)、抱っこをせがんで鳴く力もでてきたりもします。

が、その翌日は水分を全て拒否してつらそうに倒れたままだったり。

ここ数日は本当に動けなくなっているのですが、昨日は「猫の喜ぶ動画」を楽しそうにみつめていました。

 

途中で疲れたようで眠ってしまいました・・・

 

脳外科の先生を含め、ほとんどの獣医師の方は「恐らく小脳障害だろう」という見立てなのですが、神経や画像診断の権威である織間先生が白米の動画を診断してくださり、それによると、「ニーマンピック病」ではないか、と。

調べたところ、ニーマンピック病とは蓄積病のひとつで人間も希少難病なのだそうです。

小脳の障害の場合は改善の可能性や現状維持の可能性もあるけれど、ニーマンピック病であれば症状は進む一方で治療法もなく、悪化しつつ死んでいく、というものだそうです。

そんなぁ、だよ。

白米が何をしたっていうんだ。

長生きしてとはいわないですし覚悟もしていますが、今でさえこの不自由さにイライラしている白米なのに、これからもっともっと進んで抑えることもできないなんて。

まだ生まれてたったの3ヶ月ですよ。

あんな環境で近親交配されずに、充分な栄養状態で健やかに生まれていたら。

玄米はこんなお腹です。鼠径ヘルニアといわれています。

「こんなに小さな月齢でこんな大きな症状のある子は初めてみました」

複数の獣医師にいわれました。

脂肪腫瘍の可能性もあるとも。

ただ、まだ小さいので手術は来月になりそうです。

「玄米はこのでこっぱちの顔や白米のことも含めて、麻酔がちょっと心配です。そのまま目覚めなかったらごめんなさいというしかないです。」

脳の障害を持つ可能性があるから麻酔で死亡する可能性があるということです。

それは白米のMRI検査も同様です。

 

 

「うちの県はこんな飼育環境はよくある」「もっと劣悪な飼育状態もある」「(これは虐待で訴えられる状況だと思うというと)都会の感覚を持ってこられても」「(全頭を救出したほうがいいのではないかという私の提案に)失敗したらどう責任を取るつもりなのだ」

挙句に(考え方が違うから協力し合うのは無理などといい)自分から色々なことを一方的に拒絶しておいて、「親猫達の権利を放棄すると飼い主がいってきたけれど、どうしますか?」と。

その前に言うことがあるのではないだろうか。

動物の幸せの為に活動する人間がその幸せを守ることを周りの状況で諦めてしまったら誰が救うのだろうか。そこについてはどう考え、動くつもりだったのだろうか。

 

ひとりよがりの活動が抱える動物達の幸せをも遠ざけていることに気づかないのでしょう。

田舎で個人で活動している方は沢山いるけれど、周囲の人間と上手に折り合い、助け合うことで素敵な里親さんを見つけてあげているし、動物達も毎月のようにシャンプーやトリミングをし、必要な医療を受けさせ、高品質なフードも与えています。家庭犬として問題ないように、リードをつけて一般道を散歩したり公的なドッグランなどに連れていきます。

動物への思いがどんなに強くても、人手やお金や時間や人脈が足りなければ、それは自分本位の保護活動。

自分で全部を最期までみるならばそれでもいいと思います。その状況で自分のところにいるのが一番の幸せだと思うならば。

それならば里親探しはしないほうがいいのにと個人的には思います。

 

 

米兄弟は様々な困難を抱えてはいますが、多くの人間達の優しさや尽力で一生懸命に生きています。

皆さま、本当にありがとうございます。

これからも応援宜しくお願い申し上げます。

 

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