スタッフの日々
第3回目TNR活動報告
2021年04月05日
土曜日。
第3回目のTNR2021活動を行なってきました。
今回は犬仲間のべスパパ&ママ、ダンママ、妹、娘と私の6名。
暑かったー。
以下、インスタグラムに載せた文章です。
2021年4月3日活動報告。
3回目の猫村。今回は6匹が捕獲器に入りました。
黒4、白黒1、シャム1。
数が多かったので2ヶ所の病院にお願いしました。
いつもの(といっても3回目ですが)病院は2匹。
ランダムに捕獲器を2つ選んだのですがオスとメスでした。
メスのほうは麻酔をかけてお腹をみると「あ、おっぱいが大きい!」出産後間もない様子でした。仔猫がいるはずなので即日TNRです。
通常、お腹を切るメスは数日安静にさせてからリリースですが仕方ない。「痛いよね、かわいそうだけど赤ちゃんが待ってるもんね。」
仔猫がみつけられればお母さんも休めるので探しに行きましたがみつからず。抗生物質と痛み止めを打ち、爪を切り歯石を綺麗にして、少し休ませてから夜中にオス猫と同時にリリースしました。気になって1時間後くらいにみに行きましたがやはり仔猫はみつからず。
でもそろりそろりと歩き、車の陰でお腹を舐めているお母さんを発見!痛そう…お母さんは麻酔時に吐くものがなかったくらいお腹も空っぽだったので、近くにおやつやかつおを置くと急いで食べて消えていきました。
お母さん、負けないでね。がんばるんだよ。
もうひとつの病院には4匹。びっくりなことに「全てメス。それも2匹はお腹に子供がいました!さらに1匹は今日明日中には生まれるだろうというくらいでした。赤ちゃんは諦めてもらいました。」
ごめんね。こういう時、みんなで切なくなります。
でももし今日の手術がなかったら少なくとも1ヶ月以内には10匹以上の猫が一気に増えることになります。悲しいけれど活動としては成功ということになります。なんとも悲しいけれど…
昼の12時から始めて帰宅したのが午前2時過ぎ。
4匹の病院からの終了のご連絡が2時17分。
こちらの病院は勤務が終了してから自宅の病院で保護猫達の手術を受けてくださるので先生達も夜中仕事。本当にありがたいことです。
もし、全ての動物病院が月に1匹ずつでも無料で避妊去勢手術を受けてくれたらTNRも進むでしょうし、団体の負担も減るのになって思います。
ワタデキは資金もなくボランティアの手も少ない中、こういった活動も行なっています。
昨日の活動中に出会った現場近くの団体さんは「お金も手もないから区の助成を受けてTNRをしています。ただ、それには1匹ずつ申請をして許可を得てからの捕獲なので時間がかかります。すぐにできないので仔猫がうまれてしまったらとヒヤヒヤしています。」
私達は区外なので助成が受けられない為に見つけたら実行できますが助成はない、、
そして、地元の団体さん達にも管轄エリアがあり、私達が活動していた場所はどこにもあたらない穴抜けエリアらしく。
なんだか面倒な話ですね、と団体さんと話し、お互い助け合って行きましょう!と連絡先を交換しましたが、ほーんと、なんだかなーって感じです。
穴抜けエリアにはまだまだいるのであと数回は必要だと思いますが終わりが見えて来た感もあり、ちょっぴりホッとしています。
捕獲器に入った猫をみて、「その猫達、戻しますか?餌をあげて可愛がっているので戻して欲しいです!」という人がいました。
困っている人達がいて猫をいじめる人もいるのになんてお気楽なのかしらと思いつつ、「数が増えて困っているという声があるのでTNRをします。ただ、仔猫に関しては保護して里親を探していきます。例えば怪我をしていた仔猫がいたかと思いますがあの子は戻しません。」というと、「あ、いましたね、怪我をしていた子。保護されたんですか、よかった。」
知っているならばなんとかしてあげてー!って心の中で叫んでみました 笑
いつもの獣医さんは「お金が絡むとみんな逃げるんだよ。こういうことができるのはお金と心に余裕がある人だけだよ。」といいましたが、私はどちらもないです 笑 やらなきゃ、と思うだけです。
他人事にしないだけです。
本当にみんながちょっとずつ、で変わるんだけとなー。
って、色々な宿題を与えられる活動報告でした。
今回は2軒の病院で手術をお願いし、メスのうちの2匹は堕胎手術も行なった為に病院費用の合計は62,940円でした。
先週3回の活動で合計11匹、104,540円の病院費用がかかっています。
その他、捕獲の為のフードやトイレシートなどの備品代もかかります。
まだ数回は現地で活動をすることになる為、費用もかかってきます。
「スタバを1回我慢して動物の為に寄付でもしようかな」なんてご支援いただけると嬉しいです。
ご支援振込先
・城南信用金庫 青山支店 普通 445190 一般社団法人ワタシニデキルコト
どうぞ宜しくお願い申し上げます。