スタッフの日々
またまた仔猫ちゃん
2020年05月15日
妙玄さんに託された仔猫ご兄弟。
母猫から離されて、そのまま我が家へ。
初めてのミルクの味、初めての哺乳瓶。
お腹ペコペコの状態で来たのでミルクはすぐに慣れましたが、哺乳瓶はダメ。
グレーちゃんはお皿でなんとか、黒ちゃんは目薬の容器がいいみたい。
これが初日。
翌日にはどちらもお皿で飲めるようになりました。
グレーちゃんはおしっこも自分でできるのです。
それもキャリーの半分に敷いたペットシーツにちゃんとするのです!本当におりこうさん。
黒ちゃんはまだ刺激してあげる必要がありますが、すぐにするので問題なし。
そろそろ離乳食を始めてもいいかなと思っています。
いつも2匹で一緒にいます。
遊ぶときも眠るときも。ミルクのあとはお互いに毛づくろいまでしてあげていたり。
お母さんと別れて寂しかったものね。健気で胸がぎゅっとなります。
本当は2匹一緒に飼ってもらいたいですけれどね・・・
今日、夕方に妹と姪がご兄弟をみにきました。
「可愛いねえ。たまらないねえ」なんていっていると、ナツミントさんから電話が。
横浜の猫村で生まれてしまった生後1ヶ月くらいの仔猫が2匹いて、保護できたそうなので助けて欲しい、という内容でした。
妙玄さんから4匹預かる予定が2匹になり明日の病院健診も4匹から2匹に変更したのですが、また4匹でお願いできたらと思い、もしダメならば2匹は私がなんとかすればいいやと、引き受けることにしました。
預かってみると・・・生後2週間だよ、これは。1匹は目も開いていないし!
目が開いていないほうはカブキ、開いているほうはくまきちという仮名にしました。
この子達もお母さん猫から離されたばかりなので、もちろん初ミルク、初哺乳瓶。
ダメだ。ほとんど飲みません。疲れすぎているのかな。
目薬容器で少しだけ口に入れ、1回目は終了。
妹が「人間って残酷だね」と。
そうだね。
お母さん猫も突然子供を取られてしまい、さぞショックでしょうし、仔猫達も不安でいっぱいなはず。
どの子もみんな同じ状況で同じ可愛さだけど、人間は「この子がいい」と外見で選び、ご兄弟のように寄り添って生きているところを「1匹しか飼えない」という理由で離ればなれにする。
仕方のないことだけど、いつもしわ寄せは弱い立場の生き物なんだなって、気持ちは晴れやかとはいえなくて。
猫達の気持ちを考えたり、保護猫を家族に迎えてもらうのは嬉しいけれど、「選ぶ」ということはペットショップとそう変わらないんじゃないかなとも思ったり。
「ラブラドールの保護犬いませんか?」「ジャックラッセルテリアが欲しいのです」
こういう里親希望者は希望の犬種の次は年齢がうんぬんと言い出します。
ペットショップと変わらないのです、それじゃあ。ただ本人が「いいことをした」と自己満足なだけ。
犬は大きさがまちまちなので猫よりは希望があるのはもちろんですし、散歩があるから飼い主の力量も問われます。
でも、猫はサイズがみんなそう変わらないですし、性別以外は条件は一緒だよね、って思うのです、仔猫なんだし。
「どの子でもいいです」「一緒に飼えるか家族に聞いてみたい」
そんな中でそういってくれる人がいると、悶々とした気持ちがちょっと明るくなれます。
(保護活動をしている人が人間嫌いになるのもわかる気がする 笑 )
人間って欲深い。
どこまでいっても欲深いんだなあって。
かくいう私も、そういう人をどこかで軽蔑しているところで、欲深いのでしょうね。
頑張ろう。