スタッフの日々
因果応報
2019年07月03日
因果応報。
今日、友人と話しをしていてこの言葉が浮かびました。
友人の会社のボスの話なのですが、ここのところ売上げがかなり下がり、ボスは迷走しながら部下達のせいにしているそう。
「予約の取り方が悪い」「みんなのやり方がおかしい」とかね。
「みんなが利益を上げないから給料も悪くなる。みんながもっと頑張らないと」などというらしい。
そこ?って感じ。
自分や役員である自分の家族は沢山給料をもらい、贅沢な暮らしをしているのに、部下達はびっくりな薄給。
役員である家族は働いてもいないのにただもらっているという状況で、部下達は朝から終電まで働いてもサービス残業。
それで「もっと頑張れ」はないよね、それじゃあ、みんな馬鹿馬鹿しくなってやる気も出ないよねえ。
やれミーティングだ、やれ勉強会だと自分がどこかで得てきた知識を押し付けているそうなのですが、ただの受け売りな知識なので周りにも響かないしとにかく「薄い」。黙って聞いているけれど、心の中では「みんな引いてる」のだとか。
誰もついていかないですよね、そのボスには。
誰かのせいにしているところでもうボスの資格はなし。
本人は「協調」「利他的」を押し出しているようですが、これほど「自分本位」で「利己的」な話はないですね。
おまけにそのボスはプライベートも「自分本位」で「利己的」。
寄り添ってくれていた人にまで(というより身近な人だからこそのさらなる甘えですね)そんな感覚でいたので、結局はその人も去っていってしまったのです。
他者を大切にしないと最終的には自分が孤独になるのです。
今、そのボスはきっと孤独の道を進み始めてしまったのだと思います。
寄り添っていた人が離れてから一気に売上げが下がりだしたのだと聞きました。
ボスの暴走を止める人がいなくなり、ボスの心を支える人がいなくなり、ボスの本当の味方がいなくなってしまったのかもしれませんね。
でもそれも自分で蒔いた種。
「天はみているから」
少し前の日記でも書きましたが、まさにそうなのですね。
そんな話を聞くと、「悪気があっての利己的な言動なわけではなくて無意識での自己中思考なのだから、かわいそうな気もするし、心配にもなるよね」と友人と話しましたが、それでも「気づく機会は沢山あったはずなのに、とりこぼした本人がまねいた結果なのよね」と話しがまとまったのでした。