スタッフの日々
いつものことなのですが
2019年01月11日
昨日の日記のコーギーちゃんの件でネットを検索していてみつけたブログ。
葛飾の犬引き取り屋の代表者が死亡し、残された犬達をいくつかの保護団体が救いだし里親を探しているというものでした。
その引き取り屋の実態もげんなりでしたが、引き取り屋に渡していた元飼い主達にもげんなり・・・
高齢になった犬、怪我や病気で障害が残ってしまった犬、咬み癖などで飼いきれなくなった犬、、、その引き取り屋がお金をもらい、終生世話をするという場所だったそうです。
現実はケージに入れっぱなしでたいした世話もしない為、トリミングが必要な犬も伸び放題。
元々この引き取り屋はドッグバンク(ここから犬を買い繁殖させ、その子犬を有料で引き取る、という儲け話)をしたり、犬が増えすぎて困ると「自分(代表)が癌になり余命いくばくもないから里親を探してくれ」と保護団体に泣きつき、里親に出したいという犬達は腫瘍だらけだったり病気の子ばかり。その上、本人が病気というのは真っ赤な嘘で、ほとぼりがさめるとドッグバンクやら引き取り屋やらを始める、という最低な人間が営業していたらしい。
ちょっと調べればその悪評なんてわかるはずなのに、自分が飼っていた子をそこに引き渡すなんて、厄介払いしたとしか思えない!
終生飼育料をもらっているはずなのに、状態のいい子は里親に出していたりもしていたみたいです。
クズだわーーーーー!!!
そして今回、本当にその代表者が死んでしまったのだとか。
もちろん、残された犬達は里親に出すのが難しい子がほとんどだったのでしょう。写真や記事をみても、うーん、って思っちゃいましたもの。
その中にとっても気になる子がいました。
14歳の柴犬なのですが、毎朝なると散歩で通る家の子にそっくりだったのです!
その子は酷い皮膚病で、お腹から顔から、背中以外の全身の皮膚が黒くなり脱毛している状態でした。庭(といっても車が一台停められるくらい)に昔ながらの犬小屋(クレヨンしんちゃんのシロの家みたいな感じ)を置き、そこに繋がれていました。
夏場はとても臭くて、「ちゃんとお世話しているのか、皮膚病の治療はしているのか」と心配で。
インターナチュラルやバイオエルティのサプリを飼い主さんに渡してみようか、などと考えていたところ、朝早く、その子を散歩させている飼い主さんを何度かみかけたので、ちゃんと世話をしているんだ!とホッとしたのでした。
が、その子が去年の秋辺りからみかけなくなっていて。
もしかして亡くなっちゃったのかなあ、なんて思っていたのでした。
その子とそっくりだったのです。体もそうですが、特徴的な目の周りの皮膚病の様子がおんなじ!
とてもショックでした。
違うかもしれません。でもそっくり・・・
その子は保護団体のスタッフが引き取ることにしたようです。よかった。
その保護団体に連絡してサプリを送ろうかなと考えています。
その子は救われましたが、こんなこと、沢山あるのですよね。
悲しいですね、、、
それでもペットショップで買う人は減らないし、そんなペットショップに卸すブリーダーもなくならない。
命はモノじゃないのです。
お金儲けに使う人も自分の「欲しい」という所有欲で買ってしまう人も罪。
買った子をとても大切にしている飼い主も沢山います。けれど、自分の子だけを大切にすればそれでいいのでしょうか。
あなたのしたことは不憫な子達を増やすお手伝いでもあるのですよ。
もしそれに気づいたならば、せめて自分の子だけじゃなく、不幸な子を助ける気持ちを持ってほしい。
例えば、里親募集していると聞き、きちんと心に留めて周りに声かけをしてくれる人がいる一方で、言葉では「聞いてみるね」なんていいながら、心の中では「ふーん。またか」で終わる人も少なくない。というより、そっちのタイプの人のほうが多いというのが現実。
結局他人事なのですよね。
保護活動はイタチごっこなのも現実。
でも、それでも動かないことにはその命は不幸なまま。
「私は〇〇に寄付しているから」
だからもういいの、という気持ちもなんとなく残念だなあと思ってしまうのです。
お金を出すのは自分の決めた先で構わない。
でも、声掛けくらいはできるよね、って。
まあ、そういう人達の周りも無関心な人が多いのかもしれないですけれど。
みんながちょっとずつ関心を持ち、その為にちょっと心を砕いたら。
もっと変わるのになー。
なんて。いつもちょっと残念に思うのです。