スタッフの日々

さようなら、カブ
2018年10月04日
カブちゃん、行っちゃいました・・・
朝、いつものようにドッグランに連れて行き、ひとしきり遊んだ後、保護活動をしている犬仲間に連れられてランを出ていきました。
ランでも遊びがちょっと落ち着くと私のところに寄ってきて、家と同じようにごろんと横になって甘えます。でもなんだかちょっと分かっているような感じがしました。表情がどことなく寂しそう。人間の思い込みかもしれませんけれどね。
ランから連れ出されていくのをランの中で見守っていたのですが、ジョガーに向かってなるが吠えたので、「なるー!」と呼ぶと、なるよりも先にカブが振り向き。遠くになっても何度も振り返っていたカブ。それでも嫌がることなく歩いて行きました。
あんなに小さいのにカブは色々わかっているような子なのです。
幸せになるんだよ、カブ。
犬仲間達もとても寂しがってくれ、「行っちゃうのーカブ」「なるのうちの子になればいいのにー」と口々にいうのを聞いた保護活動する犬仲間が「里親さんにまたすぐ連れて来てもらうよ。」
何もいいませんでしたが、本当は私はしばらく会いたくないです。
だって、カブがうちを思い出したら嫌だから。
例え里親さん宅は楽しかったとしても、それでも最初にカブにとって落ち着いた生活、楽しい毎日を過ごせた場所はきっと特別。
トライアル後にまたうちに数日いたので、もしかしたらまた帰れると思うかもしれない。
「犬はすぐ慣れるから」と保護活動をする犬仲間はいうけれど、そしてそれはきっと正しいだろうけれど、でも、カブは今、いろんなことを悟って諦めて現状を受け入れようとしているに違いないもの。頑張っているのにカブの心をまた振り回しちゃいけない。
今日は最後のお別れだと思いながら、カブを送り出したんだから。
寂しそうに振り向きながら歩いていくカブの顔、思い出すたびに泣けてきます。
「カブはクイールという名前になりました。里親さんに会ったら喜んで何回も飛びついていたよ。可愛がってもらっていたんだね」
保護活動の犬仲間からそう報告がありました。
偉いぞ、カブ。
それでいいんだよ、カブ。
大切に大切に、どこの子よりもクイールが一番!って、可愛がってもらうんだよ。
さようなら、カブ。
楽しかったね。ありがとう。
今日の写真。
赤坂青野のマスカット大福。美味しい♡