スタッフの日々
虚言癖
2018年06月21日
虚言癖の可能性が高い人と久しぶりに出会いました。
信用している人の前で隠し事をしたり、本当は自分がやったことなのに他人のせいにしたり。そういう自己都合の為に嘘をつく人は世の中に何人もいます。レベルが低い人間だなあと思いますけれど。
虚言癖の人のつく嘘はもっと大胆。
学生時代に「私の家は螺旋階段があって白いグランドピアノがあるの。○○(超大手の同族企業)の社長がお父さんなの」といった嘘を次々とついていた人がいました。
別にそれならそうで構わない話だったので私は「へー」で終わっていたのですが、「絶対に嘘!」と調べる人達もいて。
結局全てが事実じゃなかったことがわかってしまい、嘘つきというレッテルが貼られてしまったのですが、それって病的な問題だったわよね、学校は彼女に対しての何か対策はしていたのかな?なんて、大人になって思い出すと気になります。
それ以来かも。
その人は知り合いのお店のお客さんだったのですが、自分のことを獣医だといっていたのです。
それも「難しい手術しかしないの、私。」
アメリカで生まれ育ち、アメリカの獣医師資格を持っているのだと。決まった病院に所属しているわけでなく、お金持ちで治療費を沢山払える飼い主しか頼めない、というエージェントを通して仕事をしているのだとか。
そう。まさに大門未知子の獣医版!
初めて聞いたときは「へー!すごいのね。お願いするとしたらどこに頼めばいいの?私のかかりつけ医が聞いたら是非何かあればっていうから、教えてくれる?」なんて本気でいいましたし、実際にその晩、「獣医版大門未知子に会ったよ!」なんて話したくらい。
その時は「うん。今度そのエージェント、教えるね」なんていっていたのですが、その後、教えてくれる様子もなく。
話していくうちに色々と辻褄が合わなくなってきていることに彼女は気づいていないのですが、どうもおかしい。
途中から、ああ、全ては嘘だ。虚言癖のある人なんだ、と理解しました。
残念ながら、多くの人が彼女の嘘に気づきながら適当に相槌を打っている現状です。
「昨日はトラの目の手術で海外に行ってたの」「ドバイや中国の大富豪の犬の手術をしてきたの」
・・・そうなのね。
彼女の言動をみていると精神的に健やかでないことは明らか。
異常なまでの承認欲求、コンプレックスを隠すかのような自信過剰。そんなことまで他人と張り合っても仕方がないのに、ってびっくりするくらいなのです。
機能不全家族のもとで育ったのでしょうか?
ありのままの自分を親に受け入れてもらえなかったのでしょうか?
学生時代にいじめにあっていたのでしょうか?
みているとこちらが苦しくなってくるのです。
そしてお店の中で、「私、獣医なので」と他の客にアドバイスをしたり、獣医師監修という言葉を使いお店のメニューを宣伝したりと、彼女にもお店のオーナーにも不安と心配を感じてしまうのです。
何かあってからでは遅いよって。
オーナーにさりげなく伝えると、「そんなことわかってる」というのでもうどうしようもないのですけれどね。