スタッフの日々

感謝

2017年01月17日

今朝、ラン仲間のゴールデンちゃんが天国へいきました。

2つの病院で原因をみつけることができず、私が紹介した3つ目の病院で深刻な状態であることがわかったのが先週の金曜日。

それから火曜日の今日までの4日間があっという間でもあり、ものすごく濃い時間でもあり。

担当してくれた私の仲良し獣医さんは、「自宅のほうがきっと安心するから。私が毎日往診するから大丈夫!」といってくれ、日曜日に退院したのでした。

日曜日も夜に様子をみにいき、月曜日も朝から往診。夕方にもまた行き、輸血したほうがいいとの判断で結局夜中の2時まで。

それから4時間くらいでスーッと、眠る様に逝ったのでした。

それを聞いた彼女は「最後の処置をしにいきます」と朝からまた行って。

月曜日も今日もお休みの日なのですよ!

もちろん、他の獣医さん、看護師さん達も素晴らしかったです。紹介した私も感謝という言葉しか浮かばないです。

でも、やっぱり、彼女のしたことは簡単にできることじゃない。

私の知り合いの子だからではないのです。彼女はいつでもそう。

本当に動物が好きで動物の気持ちや飼い主の気持ちを考えて、そのときにできる限りの最高のことをしてくれるのです。

「後悔はしたくないですから」っていつもいうけれど、後悔をしない人のほうが多いのですよ。

「もっと出来なかっただろうか、もっと頑張れたんじゃないか」

そう考えられるのはまだいいと思いますから。だったらあのときもっと頑張ればよかったんじゃない?って、みていて思う人もいますけれどね。

本当に尊敬します。

そりゃあ人間ですから短所だってあると思います。一緒に働いていたら、目に付くこともあるかもしれない。

でも、そんなことはどうでもいい。彼女が獣医であることを感謝している患者・飼い主がこんなに沢山いるのですから。

獣医の仕事は患者を救うこと、飼い主に寄り添うこと、ですよね。

獣医としてパーフェクトってことです。だったらそこを潰してはいけない。そこを学ばなければいけない。

患者がいなければ獣医という仕事は成り立たないのだもの。

 

その彼女に「とってもとっても疲れたでしょ。お疲れ様でした。本当にありがとうございました。ゆっくり休んで」とメッセージを送ると、「今回は本当に疲れていないんです。ゴールデンちゃんのご家族やそのお友達にびっくりして感動して、私はそれに導かれただけの自然な流れだったような感じ」という内容の返信が。

実は私も去年からそういうことをずっと考えていました。

「利己的だったり我儘な人といるとそれに巻き込まれ、自分が泥水につかって汚れてしまうような感覚になる。だからそういう人とは距離を置こう。他者の為に力を尽くせる人、それをいとわない人、自分の不満を他者にぶつけない人と一緒にいよう。クリーンな心を持てる環境に自分を置こう」

それで距離を置いた人が何人もいるのです。長年の友人でもね。

嫌いになったわけじゃないのです。でも、一緒にいて心地よい人、清々しい気持ちになる人、幸せに笑える人とだけ接していたいなあと。

彼女のいわんとしていたことはきっとそういうこと。そういう幸せになれる人達に導かれたんだよ、って意味だと思うのです。

同じように思える彼女も私を幸せにしてくれる人。

出会えてよかったと神様に心から感謝しちゃう人なのでした。

 

 

 

 

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