スタッフの日々

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言葉は重いのです、怖いのです

2016年05月19日

いつものドッグランでの出来事。

5匹の犬を一度に散歩に連れてくる犬仲間がいるのですが、その中の1匹が少し喧嘩っぱやいのでいつもすごく気を遣っています。多頭飼いは群れとなり、誰かに何かが起こると加勢してしまう為、話が大きくなってしまうから。

その日も多くの犬がいて、その中に初めてみる大型犬2匹がいました。飼い主さんはベンチに座り、2匹はそのベンチのそばでうろうろ。

そこに5匹の中の誰かが近づいたところ、あっという間に大騒ぎに。

何人かが走り寄って止めていたので大丈夫だろうと、私はゴミを捨てにドッグランの外に出ました。ドッグランの外で知り合いに遭遇したのでしばらく立ち話をしてランに戻ると、あれ?5匹も2匹もいない。帰っちゃったのかしら?

「それがね、大型犬の飼い主が、(5匹の)犬仲間に、『そういう犬は放しちゃいけない。連れてきちゃいけない』っていったのよ。だからショックで帰っちゃったの。」

話を聞くと、小型の1匹が大型犬に近づいたところ、大型犬が脅かしたのだとか。それでみんなで加勢しちゃって喧嘩のようになり、止めようとした大型犬の飼い主さんの手に歯が当たってしまい、ちょっと怪我をしてしまったのだそう。で、その言葉をいわれてしまったらしい。

うーん。

自分の犬が喧嘩っぱやいのに放っておいたり、「犬のすることだから」などという飼い主は問題外なので、強めの注意をするのは構わないと思うのですが、今回会ったばかりでたった1回のことでその言葉ってどうなのかしら?って思いました。

犬は小さい子供と同じです。相性もあるし機嫌が悪い時もある。手がかかる子もいれば従順でなんの問題もない子もいる。喧嘩に乗ってしまう子もいれば逃げ出してしまう子もいる。

そりゃ、喧嘩をしない平和主義、弱虫ですぐに飼い主のところに隠れる、そういう子はドッグランのようなところではとっても扱いやすいです。

でも、性格ってありますからね。どんなに気を遣って育てても扱いにくい子になる可能性ってある。

自分の犬さえよければいいのですかね?

5匹の犬の飼い主さんが毎日気を遣って、でも走り回らせてあげたくて、頭を下げながらランに通っているって知らないくせに。

もしそう思っていたとしても、言い方ってある。飼い主失格だ、みたいな物言いって初対面でどうなのかしら?

自分は言いたいことをいってすっきりしたでしょう。でも言われたほうはずっと心を痛めてしまうことになるのです。

「私が全て悪い。もうしばらくランにはいかない。犬は悪くない。でもどうしたらいいのかわからない。ごめんなさい」と。

落ち着かせるハーブを飲ませたり、プロに相談したりといつも犬達のことを考えていましたし、喧嘩になりそうな犬がいた場合はすぐに繋いでランを出ていた。

5匹も飼うほうが悪い?

そうかもしれないですね。小さいから大丈夫だと思ったのがいけなかったのかもしれません。小型犬のほうが攻撃的な子が多いですし。

売れ残っていたり、可哀相な状態の子をみると放っておけなくて、という理由があってもね。

でも、だからといって、他人が傷つけていいということにはならないです。

正論が全て正しいわけじゃない。

じゃあ、それでいわれたほうが自殺でもしてしまったらどうするの?

そんなことくらいで、ってまた傷つける?

同じ言葉でも人によってとらえ方は違うし、その時の心境によっても変わってきます。

もし、たまたま別のことですごく落ち込んでいたときに、そんなことをいわれてしまったら。それで事件が起こってしまったら。

どうやって責任を取るのでしょうか。

言葉ってすごく重いのです。

すごく怖いのです。

 

今日のお弁当。超手抜き・・・

チーズトースト。

オムレツ。鶏ひき肉、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、エリンギを入れて。

プチトマト。

リンゴゼリー。

 

 

 

 

 

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