スタッフの日々

しなやか
2015年03月18日
ネットのニュース記事でみつけた「“完璧主義”は異常心理の入り口」というタイトル。読んでみました。
「人間は二面性を抱えた生き物である。誰でも影の部分を持っている」という言葉ではじまる「あなたの中の異常心理」という新書の紹介でした。
その二面性を無視して正しいことや善いことだけを追求し続けたり、影の部分を自覚していないと心が崩れていく危険があるのだとか。自分の中に潜んでいるかもしれない影の部分を悪いこと・異常なこととしてではなく、人間の本質に根ざした一面として受け入れることで大きな破綻から身を守ることができるのだとか。
完璧主義とは「あらかじめ期待していたことをその通りに行なわないと全てが台無しになったような失望や苦痛を感じる心理的なとらわれ」なのだそう。
うまくいけば優れた向上心や高いパフォーマンスの原動力となり、学業、職業、家事や子育てといった面で素晴らしい成果を収めることにつながるものの、その達成が困難な状況に置かれると異常心理にも通じてしまう、“諸刃の剣”。
特に、仕事や対人関係、恋愛や子育てなど、本人の努力だけではどうにもならない要素を含む問題になると壁にぶつかりやすく、完璧でありたいと思うあまり周囲をコントロールしようとする傾向があるそう。そしてそれがかなわないと強いフラストレーションを抱えてしまい、うつ病、摂食障害、境界性パーソナリティ障害ほか様々な精神障害のきっかけになったり、虐待や仕事中毒、対人関係の破綻、自殺といった多くの問題行動の背景になるのだとか。
自分のやり方しか認められず、一切の妥協や曖昧さを受け入れることができない。また、相手の間違いや欠点を許容できず、一度の過ちでも許せないと感じて一方的に関係を絶ってしまう…
(ここまでほぼ抜載しちゃいました・・・)
うーん、それって辛いですね、とても。
「硬くて角ばっている形」の人を想像します。その形の容器は透明で、中身は金色にキラキラ輝く液体と灰色の液体がマーブル状になっているというイメージ。金色だけにしたくて頑張るのだけれど、灰色をとりだせないからいつまでもマーブル。それが許せなくて自分がとても苦しい。そんな印象を持ちます。
硬くて角ばっているから、いろんなところにぶつかるたびに本人にも周りにも大きなダメージを与える。お餅のように柔らかならば、自分も周りも傷つけずに済むのに。
自分を許してあげることができれば、周りを許すこともできるのだろうなと思います。
本人が一番苦しいですよね。
完璧である必要なんてないのですもの。というよりも、完璧な人間なんて存在しないですから。
ダメな部分を含めてその人の魅力。
ユルさを持つことが大切なのだと思います、自分にも他人にも。そうすればもっと生きやすく、もっと幸せになると思うのです。
硬いものは大きな衝撃を受けるとポキンと折れてしまいますが、しなやかなものは折れない。結局一番強いってこと。
いいですねえ、しなやか。
テーマです。
昨日の夜ご飯。手抜きでしたが、写真を撮ったのでアップ。
色々のせちゃうご飯。ちりめん山椒、明太子、ほうれんそうのおひたし、鰯の味噌煮、ピーマンのおかか炒め、トマトのナムル、味付けうずらの玉子。胚芽米にのせて。
あさりのお味噌汁。
鰤のかま塩焼き。