スタッフの日々

里親探し
2014年02月25日
私のお節介からトラ猫ちゃんの里親探しのお手伝いをしているのですが、なかなかすんなりとはいかないものですね。
3歳くらい(獣医さんみたて)のオスのトラ猫ちゃん。ちょっと大きめ6kgサイズ。去勢済みです。
家の前で鳴いていたところを天候が悪くなるのを心配して保護したのだとか。
保護主さんはペット不可の住居にひとり暮らしという環境なので飼うことができず、里親を募集することにしたそうです。
トイレの粗相もマーキングをすることもなく、ベッドで一緒に寝るくらいの人懐こさということや耳カットされていないのに去勢されていることなどから考えると恐らく飼われていた猫ちゃんだと思われます。
でも飼い主さんは見つかりませんでした。引っ越しなどで捨てられてしまったのでしょうか。
保護主さんは里親探しの方法や保護動物の問い合わせ先への連絡等をご存じなかったようだったので、ちょっぴり心配になり、お手伝いをすることにしたのです。
近所の動物病院や猫好きのお店の方々、友人知人に家族に応援を頼み、家の前には貼り紙をしました。
周りに聞いてくれたり、大学のfacebookネットワークに募集記事を出してくれたり、お店のサイトページに載せてくれたり。
そんなとき、家の前の貼り紙を見たご夫婦が訪ねてきてくれました。
我が家の猫をいつも可愛がってくれていたようで、「たらこちゃんがお願いしていたから」(貼り紙にはたらこより、と書いておいたのでした)といってくれました。
優しそうなご夫婦で、「数年前に猫を亡くし、そろそろと思っていたのです」と。
よかったーーーー!と早速保護主さんに連絡を取り、後はお互いでやり取りをしていただくことにしました。
お互いから嬉しそうなメールをもらい、ほっとしたのも束の間、、、
「木曜日にトライアルに連れて行ったのですが、人懐こくていい子なのですが、夜鳴きをしてしまって奥さまが泣いてしまっているのでお返しします、と連絡が来てしまいました。一から里親探しをしなくてはならなくて。またお声をかけていただけませんか?」と保護主さんよりメールが。
たった2日で!
よっぽどすごい声だったのでしょうか。
事情もわからない猫が知らない場所、知らない人のところへ連れてこられて、寂しくて不安で普通の状態ではいられないのは当たり前。もう少し時間をかけてあげられなかったのかな、と非常に残念に思いました。感情のある生き物です。人間の都合通りに行くわけがないのです。猫の気持ちになってあげたのかな、って。
が、仕方ない。ご縁がなかったのですね。それこそ、生きている者同士ですから。
念のため、保護主さん宅での猫ちゃんの状況を聞いてみました。
保護した当初はやはり鳴いたそうですが、自分の居場所だ認識するにつれおとなしくなり、今はたまに鳴くこともあるけれど、相手にせず人間が寝てしまえば、一緒にベッドにやってきておとなしく寝てしまうそうです。
本当に甘ったれちゃんなんですね。
よし、がんばろう。
保護主さんも近所の動物病院のHPに載せてもらうなど、色々と手は尽くしているみたいです。
今度こそ、運命の出会いがありますように。
今日のお弁当。
あさつきと油揚げの煮物。ご飯にのせて。
鶏胸肉のブルーチーズ巻き。
椎茸のバター醤油焼き。
ブロッコリー。
バナップル。りんごのようパイナップルのような味がするバナナ。皮が黒くなるのも特徴です。美味しいのです。