スタッフの日々

復活!「抱きしめたい!」

2013年10月02日

右の頭後方辺りによくわからない気配を感じる今日この頃。ちょっと重たい。

みえないものの存在って、気にしないのが一番だと思うのですが、あれ?っと思い始めると気になる気がする、のです。

このたった2行で「気」という漢字を4回も使ったことからも、きっと気にしているってことなのですよね。

ま、仕方がない。自分ではどうにもできないですもの。

もしこの「気配」が気のせいでなければ、妹がこれを読んだときになんとかしてくれるでしょう。って、読まないかもしれないけれど。

今日はそんなことを書きたかったのではなく、、、

昨日、バブル時代の大人気ドラマ「抱きしめたい!」の最新作が放送されたのですが、観ましたか?

恐らく私はこのドラマがレギュラーだったときに毎週楽しみにしていた最年少世代だと思うのですが、麻子(浅野温子)が大好きで、彼女が財布を持たずにそのままパンツのポケットにじゃらじゃら入れているのが格好よくって、セーラー服で真似をしていました。もちろん麻子と同じようにワンレンで。

麻子と夏子(浅野ゆう子)は女子校育ち、幼稚園の年少さんから四半世紀の付き合いという設定で、同じように女子校に通っていた私は、大人になったら友達とあんな風な関係になっていくのね、きっと、と少し先の自分達をみているような気もしていました。

そんな思い入れたっぷりのドラマが復活するなんて!と、随分前から楽しみにしていたのでした。早々と食事を済ませ、お風呂に入ってソファの真ん中でスタンバイ。娘から「気合が違うね、なんか」と笑われたほど。

本当に楽しみだったのです。

が。

パターンが同じで話の先が読めてしまいドキドキ感がなかったのと、54歳という設定のために年相応の環境や感覚だったのが何だかとても寂しかったのです。

主人公が20代、30代、40代(といっても40歳)の頃は「自分」を前に押し出すようなイキイキとした弾けた若さがあって、そのパワフルさがキラキラしていて楽しかったのに、今回は諦めたり、引いたり、譲ったりが、他人のことを考えて優しく手放すという、年齢を重ねた大人の答えで、確かに人間的な成長は見られたのだけれど、その成長=老成に思えてしまって。

スタッフも今や偉くなって現場にいないようなレギュラー時代の人達を呼び戻し、アラフィフに向けてのドラマにしたそう。それを意識したことによって、リアリティのある50代の話になったのでしょうけれど、復活を心待ちにしていた視聴者にしたらそんなものは観たくなくて、あの華やかで少し我儘で強い2人がますますパワーアップしたさまを期待していたのに。現実の50代なんてどうでもいいのです、ファンタジーでいいじゃない、って。

一世代下の私でも最近は色々な現実を突きつけられている毎日なのに、先がそれ以上の重さを持った現実だと楽しいはずのドラマで見せられるのはやるせないのです。わかっているわよ、そんなことって。

それなのに昔と同じ2人のベタベタする感じは全く変わっていなくて、それが妙に違和感でした。

唯一の救いは浅野ゆう子がとても綺麗だったこと。

私が知る限りで今が一番美しいような気がします。

今後10年、それを目指していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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