スタッフの日々

新聞投稿欄を読んで
2013年05月22日
新聞にあった90代男性の投稿に戦争での人間関係についての文章がありました。
ざっと内容を書くと、
「戦争で徴収された兵士たちは年齢やその年月によって上下があり、そのいじめは壮絶だった。自分がされて辛かったこと(いじめ)は他人にはやらないという考えの人と、自分が受けたのだから他人にも同じことをと考える人の2通りいたが、戦争ではなく、いじめの辛さで配給された手榴弾を抱えて自殺した同期がいたほど、本当に酷いものだった。そしてその死も表向きには任務?中の死亡ということになっていた。戦争は人をおかしくさせるのだ」
こんな感じでした。
戦争が人の感覚や感情を麻痺させ普通の状態でなくさせるというのはなんとなく想像ができます。
だけど、そんな極限状態でも、自分が嫌だと思ったことは他人にはしない、と思えて実行できる人もいたのだということに尊敬の念を抱きました。
それと同時に、「人ってどうして同じ状態、状況に置かれても、全く違った考えをするのかしら」と、そんな子供みたいな、なんていわれそうな疑問が湧きました。
だって、いつの時代でもこのような2通りの考えを持つ人がいるってことですよ。これから先もこの2通りの人がごちゃごちゃになって世の中で生活していくってことですよ。なんだか妙だわ、って思いませんか?
そういえば私が社会人1、2年生(2年で辞めてしまったので)のときの先輩をみていても確かに2通りのタイプが存在していました。
とても優しく親切な対応をしてくださる女性がいたのですが、あるとき「昔もいろんな人がいたよ。嫌だなって思う人もいたけれど、私が先輩になったら絶対そんなことはしないって思ったのよ、そのとき」って、いいました。ますます尊敬しましたし、私もそうなりたいって心から思いました。
もともとは自分が嫌だと思うことは人にしない、と考えるタイプであったとしても、立場の上下がある場合は、なおさら自分を戒めて、自分の行動を常に振り返る必要があると思います。
でも一番は、皆が皆、「人に優しく」生きていければいいのですけど。
今日のお弁当。軽めでという娘のリクエストでおかずちょっぴり、おにぎりも小さく。
おにぎり3種。鮭、山椒昆布、高菜。
いんげんとチーズの豚肉巻き。
ほうれんそうのおひたし。
プチトマト。
ぶどう。