スタッフの日々

職業体験
2013年05月20日
最近の中学生はどこの学校も職業体験というものをするらしいです。
いいことですけどね。でも、中学生でなりたいものが決まっている人って少ないと思います。
娘もまだ憧れレベルで、あれがいいな、それもやってみたい、という感じです。
娘の学校は結構スケールが大きくて親がかり。
まずは子供達に体験してみたい職業のアンケートをとったのですが、保護者会の席で、それを元にツテを探してきてほしい、といわれました。
娘の希望は調香師。
そんなのどこにもなーい!と思いつつ、家族みんなが集まったときに話したところ、「なら、いるじゃないか」と父と母。
えっ?
どうやら、叔父が商社の後に現在働いているのが香料会社のようなのです。
ラッキーーー♪
早速話をつけてくれて、先程、電話をもらったのですが、「トップパフューマーに話をしたら、若い子が興味を持ってくれるなんて本当に嬉しい。いつでもどうぞ。と喜んでいたよ」と。
きゃー。
本当は私が行きたいくらい!
いいなー、羨ましいなー。
とにかく、無事、希望の体験は出来そうです。よかった。
そんなこんなで「仕事」に対して、色々と観察している最近の娘。
昨日はびっくりするような出来事がありました。
近所の居酒屋?魚や?チェーン店でご飯を食べていたときのこと。
責任者と思われる若い男性が、アルバイトの人達に向かって怒りまくっていて、その怒り方がとても嫌らしかったのです。
親くらいの年齢の女性バイトの人に「ねえさーーん。何やってんの?今何をするべきかなー?何歩いてんの?ほら走って!パンパン(手を叩いてせかす)」「ねえさーーーん。注文とったの?飲み物はどうしたのー?お皿が開いていたら下げて。」お店中に響くような大声で小馬鹿にしたような物言い。
同年齢くらいの男性バイトの人には「何やってんだよっ。これ4番テーブルね」「3番ですか?」「4番だよ!3番なんて誰もいねーよ!」これも大声。
客として座っている私達はドキドキしていたたまれない気分。
注文もバイトの人が間違えないように少しずつにしたり、必要以上に愛想よく答えてみたり。すごーく気を遣いました。
そのくせ、その責任者らしき人は、料理を作りながら、口を押さえずに何度も咳をするのです。ありえない!
お金を払って楽しく食事をしに来ているのに不愉快でした、とても。
「あんな馬鹿にした怒り方をするなんて、人間的に出来ていないねー、若いんだね」「客の前であんな風にしたら、接客として×だってことがわからないのかね」と最もな意見をいう娘。
「でもね、働くってこういうことでもあるんだよ。理不尽だったり、なんでこんな奴にって思っても、黙って耐えないといけなかったり、悔しくてもそういう職場にいなくてはいけなかったり。好きなようにはなかなかできないんだよ」と答えた私。
「愛があるダメだしはいいと思うけど、あの人には愛が感じられない。あれは自分の怒りをぶつけているとしか思えない。相手を馬鹿にしているとしか思えない」と大人な感想を述べた娘。
「そうだよねー。だから私が娘を叱るのは愛ゆえ、なんだよねー。」と、ここぞ!と答えたら、「そうだわねぇ」と。
大人の世界って厳しいな、とちょっと思った娘、でした。
今日のお弁当。
鮭ご飯。
紫アスパラガスとカリフラワーのオイルサーディンマヨ和え。
ハニーマスタードチキン。
プチトマト。
ボーノチーズ。
セミノールオレンジ。